通信くさぶえ 996号

9月に入ると天気が変わっていきそうです。

 8月末になってからの厳しい暑さも、9月に入ると秋雨前線が南下してきて、曇りや雨の日が多くなりそうです。厳しい残暑が始まった日には、体がついていかず、軽い熱中症になりましたが、なんとか持ちこたえました。変化の激しい天候ですが、この残暑は夏野菜には嬉しい暑さとなったようです。

 9月に入ると、この暑さは落ち着きそうです。曇りや雨の日が多くなるということで、夏野菜の勢いが落ちてきそうで心配です。もうしばらくは夏野菜たちに頑張って欲しいものです。

今週はキュウリの「もっと、くさぶえ野菜」が復活です!

 先々週からずらして播いて露地栽培してきたキュウリがとれ始めてきています。この残暑で、露地栽培のキュウリも勢いが増してきて、収量も上がってきました。また、ハウス栽培のキュウリも「なごり」のものになってきていますが、最後のひと踏ん張りをしてくれています。

 キュウリの収量がこの時期にしては多くなっていますので、今週はキュウリの「もっと、くさぶえ野菜」を復活させていただきます。これは嬉しい誤算でした!

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枝豆をお届けさせていただきます。

 今週からいよいよ枝豆をお届けさせていただきます。枝豆の「湯あがり娘」は、茶豆風味の美味しい枝豆です。この時期限定の夏の味わいをお楽しみください。鮮度保持のため、枝葉付きでお届けさせていただいていますので、よろしくお願いいたします。

白菜や大根、カブなどの畑の準備をしています!

 冬の間お届けする白菜や大根、カブなどの畑の準備で、太陽熱養生処理を行っています。元肥を施用してから透明なビニルシートで覆い、適度な水分と温度を保ちながら養生します。地温は40~50℃にも上がり、放線菌・納豆菌・酵母菌などの有用な微生物を殖やすことで有害な微生物の勢力を抑え込むという効果があります。また、雑草の種子も温度が上がって死滅してしまいます。この過程で、アルコール発酵が土の中で行われ、それにより大量の二酸化炭素が放出されると、土中に間隙を作っていきます。この作用がビニルシートで覆われているため、土中深くへと広がっていき、固い耕盤も壊すことが出来るそうです。養生処理をする前に棒を指すと50cmほど入りましたが、処理後には1mも指すことが出来ました。出来てきた隙間を基に、水溶性の炭水化物や微生物、土壌動物の働きによって、土の団粒構造が作られていきます。微生物たちの力を使って、畑を耕していきます。

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