通信くさぶえ 968号

小松菜や水菜が発芽してきました!

 前回の通信で紹介した、改良した育苗台の上で小松菜、水菜、ミックスレタスなどの種子が発芽してきました。小さな芽が土の中から力強く起き上がってくる光景は何度見ても感動的です。いよいよ今シーズンも始まったな、という気持ちになりました。

 このような育苗に使っている床土について、そういえば書いたことがなかったな、と思い、今回紹介させていただきます。

 床土作りはこれまでいろいろと試行錯誤してきましたが、今は安定した床土を作れるようになってきました。近くで木材チップを入手出来るようになったこともあり、木材チップを山積みにしておいたものを篩にかけて床土の材料にしています。3~4年山積みしておいた木材チップは、自然に発酵して腐葉土のようでとても良い床土になります。木材チップの山を崩すと、大きなカブトムシの幼虫がたくさん出てくるので、男の子にとっては宝の山のようです。

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 この木材チップの土壌分析を行って、堆肥やミネラルなどの必要な肥料を混ぜて床土として使っています。まだまだ改良の余地はありますが、市販の床土と比べても遜色ないくらい良いものになってきていると思います。

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 今年も、この床土を使って、たくさんの種子を播いていきます。

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オークレタスが育ってきました!

 毎年、この時期に緑と赤のオークレタスを栽培しています。オークレタスのように結球しないレタスは寒さにも強いため、越冬栽培が可能です。以前、たまたまハウスの縁で残っていたオークレタスの苗が越冬したのを見て、これなら冬場にオークレタスが栽培できるかもしれないと試してみました。この時期にハウスでオークレタスが栽培できるようになったおかげで、周年出荷が可能になったと言っても過言ではありません。

 緑の野菜が少なくなってくる時期で、貴重なレタスになると思います。水菜や大根などと合わせてサラダで召し上がってみてください。

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