雨がよく降りました。
九州や中国地方を始め、全国各地で大雨の影響や被害が出ています。長野県でも土石流が発生して人命が奪われる事態が起こりました。被害を受けた方々には、心よりお見舞い申し上げたいと思います。
くさぶえ農園の周辺でも、災害が起きるほどではありませんでしたが、雨が降り続きました。激しく降る時間帯もありましたが、畑の土が大量に流されるほどではなく安堵しました。
ただ、気温も低くて、夏野菜の生育に影響が出始めています。キュウリやズッキーニは収量がガクンと落ちてきました。ナスやピーマンの実もなかなか大きくなってきてくれません。
昨年の通信を見ると、初めてコロナ禍での「特別な夏」を迎えたことを書いています。今年の夏は、東京オリンピックが開催される一方で、コロナウィルスの感染者が急増している、また違う「特別な夏」となっています。
地域の夏祭り、榊祭りが毎年8月15日に行われますが、今年は関係者による神事のみの開催となりました。榊祭りは、室町時代から続くとされていて、手作りの神輿を地域の子供や大人が担いだり、松明を川に投げ入れたりする独特の祭りですが、2年連続の中止となってしまいました。
この榊祭りが終わると、例年は暑さが和らぎ、秋風が吹くようになります。今年は、日中の厳しい暑さが続く中でも、いつもよりも早くから夜は涼しくなってきています。先週からは雨の日が多く、寒いくらいの陽気です。
まだ今週も雨の日が多い予報となっていますが、気象庁の1ヶ月予報では、その後、8月下旬から9月にかけては広い範囲で暑くなってくるようです。
大雨は夏野菜の生育に大きな影響を与えていますが、なんとか残暑の中で元気を取り戻していって欲しいと思います。
トマトの収量がいつもよりも少ないかもしれません。
今シーズンは、トマトの作付けを増やそうと栽植密度を上げてみました。いつもはハウス内に4条で植え付けていましたが、参考にしているトマトの栽培では5条で植え付けを行っていましたので、密度が高過ぎないか心配でしたが、今年は5条植えにトライしてみました。
しかし、やはり密度が高かったのでしょうか、1つのハウスでウドンコ病が広がってしまいました。これ以上広がらないように手当てをしていますが、トマトの収量が少なくなってしまわないか、心配です。8月下旬からの残暑で少しでも元気になって欲しいです。残り2つのハウスのトマトは大丈夫そうなので、こちらの出来にも期待しています。
トマトのソース用の「もっと、くさぶえ野菜」を始めます。
トマトの病気について上述しましたが、それでも少しずつトマトの収量が上がってきています。夜温が低い日が多くて、実が割れてしまったものも出てきました。軽度の未割れのトマトなどを「もっと、くさぶえ野菜」のソース用としてお届けを始めさせていただきます。
一方、ズッキーニは収量が落ちてきましたので、今シーズンの「もっと、くさぶえ野菜」は終了とさせていただきます。ありがとうございました!