通信くさぶえ 765号

ジャガイモ「こがね丸」をお届けさせていただきます。

 日本海側の地域、特に西日本では週末にかけて大雪に見舞われました。長野県でも北部山沿いを中心にまとまった雪が降りましたが、くさぶえ農園の周辺では5cmも積もりませんでした。鳥取の大雪のニュースを聞くと、佐久地域でも沢山のハウスが倒壊した3年前の大雪を思い起こしてしまいます。今回の大雪では農業被害などはなかったのでしょうか?被害状況が分かるまでには時間がかかると思います。大雪の大変さを存分に味わってきたので、他人事ではなく、心配してしまいます。

 前置きが長くなりましたが、先週からジャガイモの品種が「キタアカリ」から「こがね丸」に代わってきました。昨秋の長雨の影響で、「アンデスレッド」と「キタアカリ」の芽が畑の中で動き出しているものが多く、いつもよりも貯蔵性が悪いのではないか、と心配でした。そのため、この2品種から優先してお届けさせていただきました。幸い、いままでの間は例年と比べても品質にそれほど違いがなかったように思います。

 ここで「キタアカリ」がなくなってきましたので、これからは「こがね丸」をお届けさせていただきます。「こがね丸」はしっとり系で煮崩れしにくいイモです。油との相性が良く、フライドポテト専用種とも言われるそうですが、イモの旨味が強く、煮ても焼いても美味しいと思います。ホクホク系で煮崩れしやすい、「キタアカリ」もとても美味しいイモですが、味の違いを楽しんでいただければ嬉しいです。

 「こがね丸」の他に、「はるか」もありますが、「はるか」は甘味が増す春まで、もうしばらく置いておきたいと思います。

熟成したサツマイモをお楽しみください。

 貯蔵しているサツマイモ「なると金時」の在庫がまだあり、もうしばらくの間お届け出来そうです。これまで貯蔵してきて、水分が適度に抜けてきて熟成されてきました。これからの時期のサツマイモは、掘れたてとはまた違った美味しさがあると思います。お楽しみください。

旬をおいしく  ナガイモ

 ナガイモもまだまだお届け出来そうです。大きめのイモも多く、増量してお届けさせていただいています。アンケートの回答で、食べ方に困られている方もいらっしゃるようでした。我が家では、里芋代わりに味噌汁や煮物の具としても重宝しています。子供たちにも人気の簡単チーズ焼きはいかがでしょうか?また、餃子の具に細かく刻んだナガイモを混ぜてみたら、ナガイモの味とぬめりが引き立ち、これが意外なほど美味しかったです。ナガイモ料理の新たな可能性を感じました。

ナガイモのチーズ焼き

材料

 ナガイモ 適量
 ピザ用チーズ 適量
 塩、コショウ 少々
 サラダ油 少々

作り方

  1. ナガイモはすりおろす。
  2. フライパンにサラダ油を入れて熱し、①を入れて焼く。その上にチーズを好みの量をのせて、塩、コショウをふる。
  3. 軽く焦げ目がつく位に焼けたら、ひっくり返して裏面を焼く。
  4. 裏面が同じように焼けてきたら出来上がり。お好みで、しょう油をかけたり、ハーブ類をかけても美味しいです。