通信くさぶえ 967号

電気温床を改良しました!

 先週末は春のような暖かさで、畑の雪も消えかけましたが、日曜日の夜から少し雪が降りだし、月曜日の朝には薄っすらと積雪があり、また畑の土は見えなくなりました。今週前半は冬の寒さが戻り、後半は暖かくなりそうで、寒暖差の激しい1週間になりそうです。

 いよいよ今シーズンの種子播きが始まりました。これまでお届けしてきたハウスの水菜の収穫した後に、小ネギの種子を播きました。これから小松菜などの後にカブやミニニンジンを播いていきます。

 また育苗ハウスでは、小松菜や水菜、ミックスレタスなどの種子を播いて育苗していきます。まだまだ寒い時期なので、電熱線を敷いた温床の上で、夜には保温シートをかけて育てていきます。

 今までの電気温床は、地面に直接設置していましたが、どうしてもネズミに入られることも多く、苗を食べられることがありました。農協の育苗センターの方に相談したところ、育苗台を高くすると被害が減る、と教えていただきました。そこで、今年は電気温床を高設の台に改良しました。これでネズミの被害が軽減出来れば、と期待しています。

news967

緑色の「ビタミン大根」をお届けさせていただきます。

 今週からは「ビタミン大根」をお届けさせていただきます。「ビタミン大根」は、以前テレビで上田市の「上田みどり大根」が取り上げられていて、作ってみたいと思ったのがきっかけで作り始めました。「ビタミン大根」はその大根と同じ系統の大根です。

 普通の大根よりも水分が少なめで、きめが細かい大根です。綺麗な緑色を生かして、おろしたり、生でサラダにしたりしても美味しいです。テレビでは、千切りしたものを天ぷらにしたり、おろしそばにしたり、お漬物にしたりしていました。

 前回の通信のように、うちでは普通の大根や赤大根の「紅くるり大根」、ニンジンなどと一緒に千切りにして、サラダ油とポン酢で食べたり、ゴマ油とポン酢と七味唐辛子をかけて食べたりしています。

越冬キャベツはそろそろ終了となります。

 低温で貯蔵してきた越冬キャベツはいかかでしょうか?適度に水分が抜けてきて、甘みが増して、まだまだ美味しいと思います。

 ただ、数枚剥いた中に、黒い点のような、シミのようなものが出てきたものがあります。これは畑で生育中のカルシウムなどの欠乏症や、凍害による障害が原因だと思われます。カビなどではありませんので、その部位を取り除けば、問題なく食べられます。今年は状態の良いキャベツが多いですが、葉の中にあるため、見落としているものもあるかもしれません。症状を見落としているキャベツがありましたら、ご連絡ください。次回、他の野菜を代わりに入れさせていただくなどの対応をしたいと思います。よろしくお願いいたします。