通信くさぶえ 1106号

紅葉が綺麗です。

 今年は暖冬になるということで、季節の進み具合も遅めのようですが、それでも畑の周りの樹々は色付いてきて、紅葉が見頃となってきました。昼間は汗ばむほど暖かく、朝晩もそれほど気温が下がらず、まだ霜も数回しか降りていないような状況ですが、どこを見ても美しい景色が広がっています。この美しい景色の中で農作業が出来る幸せを感じながら、日々過ごしています。

 そろそろカラマツの落葉も増えてきます。お届けする野菜に付いてくることもあります。洗い流すのにひと手間かかりますが、これも季節を感じるものとしてご理解いただければ幸いです。

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壬生菜や水菜、チンゲンサイをお届けさせていただきます。

 今年は遅めの栽培となった、壬生菜や水菜、チンゲンサイがようやく育ってきました。強い霜があまり降りていないので、綺麗に育ってきています。強い霜が来ないうちに、まずは寒さにあまり強くない壬生菜からお届けさせていただきます。

 壬生菜は、水菜の変種で鍋物や漬け物、炒め物などに幅広く利用されている京野菜です。関西では水菜より壬生菜の方が好まれると聞いています。どちらも同じような食べ方が出来ますが、風味の違いなどを楽しんでいただけたら、と思います。水菜は生でサラダに入れる食べ方がかなり浸透してきましたが、壬生菜は火を通した方が美味しいように思います。油揚げと炒めるととても美味しいです。葉がしんなりしていたら、一度冷水に漬けて、パリッとさせてから調理してみてください。

 チンゲンサイは、炒め物も美味しいですが、個人的にはおひたしが気に入っています。チンゲンサイの甘さが際立ちます。また、スープの具にしても美味しいです。いろいろと楽しんでいただけたら嬉しいです!

タマネギを定植しました!

 8月から育苗ハウス内で育苗してきたタマネギ苗をようやく畑に定植しました。葉タマネギとして早出し用の小タマネギも定植しましたが、合わせて約5,000本!植えてすぐに強い霜が降りると苗がダメになってしまいますが、今年は暖かいので助かっています。

 タマネギはこのまま畑で冬を越して、来年6月の収穫まで畑で育てていきます。冬場にマイナス10℃を超え、畑の土が凍ってしまうような土地柄のため、ここでは秋に苗を定植して越冬させる一般的なタマネギ栽培がなかなか難しいです。冬の間に、苗が凍みあがって、根が切れて抜けてしまったり、土が凍ったり緩んだりしているうちに、強風でマルチが剥がされて、苗が痛んでしまったりすることがあります。試行錯誤を繰り返しながら、ここ数年、ようやくタマネギ栽培が安定してきました。昨シーズンは、タマネギが豊作でしたが、今シーズンも豊作となるよう、しっかりと管理していきたいと思います。

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