通信くさぶえ 654号

寒くなってきました。

 ここ数日、ぐっと寒くなってきて、最低気温がマイナス4℃台まで下がってきました。いよいよ冬本番が近付いてきましたが、これから冬野菜の収穫と貯蔵を進めていきたいと思います。

 今年の夏に発生する可能性が高いと言われていた、エルニーニョ現象ですが、一旦発生の可能性が下方修正されました。しかし、ここに来て今年の冬に起きる可能性が再び高まってきているそうです。

 エルニーニョ現象が発生すれば、日本は暖冬になる傾向があります。また、南から湿った暖気が太平洋側を中心に流れ込みやすくなり、特に西日本は「西高東低」の冬型の気圧配置が弱まり、寒気が南下しにくくなるそうです。

 一方、日本の太平洋側を東に進む南岸低気圧が発達・通過しやすくなるそうです。この南岸低気圧が通過する際に、上空の寒気が強ければ、関東南部など普段はあまり雪が降らない太平洋側でも雪が降ってもおかしくないということです。

 今年のような大雪がこの冬に起こらないとは言えず、準備を怠らないようにしていきたいと考えています。

カブやニンジンの収穫が始まりました。

 これまで間引きながら、お届けしてきたカブやニンジンをいよいよ収穫し始めました。もう間引きとは言えないくらいに生長してきたカブやニンジンですが、今年はかなり豊作の模様です。画像のカブ「スワン」は約200kgを収穫しました。葉を切り落として、段ボール箱に詰めて貯蔵します。

 ニンジンも葉を切り落として段ボール箱に詰めていきます。まだ収穫を始めたばかりですが、今年は実割れなどのはぶきのニンジンが少なく、秀品率が高いです。種子播きの時期には雨が少なかったのですが、その後の生育初期にしっかりと雨が降って、この時期に十分な水分があると細胞分裂が盛んになって、細胞数が多くなり、実割れしにくくなるそうです。こちらも豊作が期待出来そうです。

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ハウスの小松菜は大きめです。

 先週からハウス栽培の小松菜をお届けさせていただいています。今年は寒いは寒いのですが、日中は暖かくなって、朝晩の最低気温もそれほど寒くなく、マイナス4℃になったのもつい最近です。そのせいか、ハウス内の葉物野菜が大きく育ってきています。小松菜も大きめですが、柔らかくて甘味も出てきています。これから寒さが厳しくなってくると、野菜の甘みが増していきます。そういった冬の滋味溢れる野菜をお届けしていきたいと思います。