通信くさぶえ 969号

小松菜の本葉が出てきました!

 前回の通信に画像を載せた小松菜が、この1週間でこれだけ育ってきました。もう本葉も出てきています。

 1粒の種子から、ちゃんと発芽して育つ、この光景は何度見ても嬉しいものです。これから最盛期になると、もっとたくさんの種子を播いて、育ってきた苗に追われるように定植する畑を用意することになってきますが、まだこの時期は発芽した苗を見て楽しむ余裕があります。

 改良した育苗台も順調そうです。まだ外は寒いこの時期は、暖かい温床の中にネズミが入り込んでくることがあり、育ってきた苗を食べられてしまうことが時々ありますが、今のところ入り込んだ形跡もなく、育苗台を高設にした効果が出ているのかもしれません。

 最近の天候は、初夏のような陽気になる日もあって、このまま一気に季節が進むのかと思うと、また冬の寒さに逆戻りします。三寒四温とはよく言ったもので、週末は暖かく、週半ばが寒いといった1週間を繰り返しているようです。

 それでも確実に季節は進んでいます。育苗している小松菜や水菜などを植えるハウスの畑の準備も少しずつ進めていきます。

news969

越冬キャベツが終了しました。

 今シーズンは状態の良いキャベツを最後までお届け出来たのではないかと思います。来シーズンの越冬キャベツでは、今シーズンよりも少し大きめのキャベツを揃いよく育てたいと、いろいろと考えています。

 一方、白菜はまだまだ状態良く貯蔵出来ています。この白菜ですが、昨年7月の豪雨で畑全体が田んぼのように水に浸かってしまい、畑の低い所の水はなかなか抜けてくれませんでした。水が抜けた後、太陽熱養生処理を行ってから、白菜を作付けたのですが、多くの白菜が根こぶ病に罹患してしまいました。それでも、根こぶ病に罹患した白菜も、半分以上の株が復活して、しっかり結球してくれました。

 この復活した白菜は問題なく美味しく食べられますので、もうしばらくは楽しんでいただければ、と思います。

大根も小さめのものに代わります。

 この冬は大きめの大根をお届けしてきましたが、残り少なくなってきました。今週からは小さめの大根もお届けさせていただきます。

 冬の大根の保存状態を見ていると、2月になってくると、小さい大根の方が大きい大根よりも状態が良いようです。そのため、播種時期を遅らせて、小さめの大根を作る予定でしたが、秋の天候に恵まれて、意外に大きく育ってくれました。傷み具合の確認のため、少し切り落とさせていただいたものもありますが、もうしばらくは大根も楽しんでいただきたいと思います。