通信くさぶえ 775号

農園の周りでも桜が咲き始めました。

 標高千メートル近い高原に位置する、くさぶえ農園の周りでもようやく桜が咲き始めました。昨年よりも1週間ほど遅れているようです。カラマツの樹々も薄っすらと緑色が見られるようにもなってきました。それでも今年はいつも以上に寒い日が多く、霜が降りたり、薄氷が張ったりしています。

 なかなか思うように農作業が進みませんが、少しずつ露地の畑が賑やかになってきています。直播きした、葉物野菜やカブ、大根なども芽を出してきました。また、苗を定植したキャベツやブロッコリー類、レタスなども寒さに遭いながらも、べたがけした不織布の下で何とか頑張っています。

 忙しくなってきますが、畑が賑やかになっていくのはとても嬉しく思います。今年も美味しい野菜を沢山お届け出来るように頑張っていきたいと思います。

news775

「本日のお野菜」を少し変更しました。

 紙面の都合でお知らせが遅れましたが、先週から野菜の箱に同封している、「本日のお野菜」を少し変更してみました。右側の欄に、くさぶえ農園の連絡先と、葉物野菜の保存方法を載せました。通信769号で、葉物野菜の保存について紹介させていただきました。葉物野菜がいつもよりも多いこの時期、こういった情報を載せていくのもいいかな、と新たに試してみました。

 からし菜など、早くからクタッとしてしまう葉物野菜も、水洗いしてからビニル袋やタッパーに入れて密閉しておくと、半日ほどで葉がしっかりとしてきます。食べる前に密閉容器から出しておくと、さらにシャキッとしてきますので、そのまま生でサラダでも美味しく食べられると思います。

 状態を見ながら、4~5日は持ちますので、多少は葉物野菜の処理にも追われずに済むのではないでしょうか?

この冬は寒さが厳しかったようです。

 この冬は越冬野菜にとっては厳しい冬だったようです。最低気温は例年と同じくらいだったように思いますが、雪の量のせいでしょうか、畑で越冬してきた、タマネギ、長ネギ、ホーレンソウ、小松菜、ナガイモなどがあまり調子良くありません。

 タマネギや長ネギ、小松菜などは凍みてしまってなくなってしまったものが多いです。ナガイモも土の上の方の部分が凍みてしまったため、凍みた部位を取り除いてお届けさせていただいています。寒さに強い、ホーレンソウは鹿に大部分食べられてしまいました。越冬野菜があると、この時期の野菜のレパートリーが広がるのですが、なかなか思ったようにはいきません。