通信くさぶえ 1136号

暑い夏になりそうです。

 気象庁の発表によると、エルニーニョ現象は終息して、平常の状態に戻ったようです。そしてこの後、夏から秋にかけて、ラニーニャ現象が発生する可能性が高まってきました。

 エルニーニョ現象は、世界的な高温傾向の一つの大きな要因になっていますが、エルニーニョ現象が解消しても、海面水温が高い傾向はしばらく続くそうです。そのため、日本でも夏の気温は全国的に平年より高い猛暑の予想となっています。

 梅雨入りが遅くなりそうですが、大雨の被害や猛暑による農作物への影響などが大きくないことを願っています。そして、暑い夏にたくさんの夏野菜をお届け出来るように農作業に励んでいきたいと思います。

大根やカブの虫害が減ってきました!

 前回の通信で、大根やカブの虫害が多いと書きましたが、次の作の大根とカブは虫害がかなり減ってきました。少しずつずらして栽培していて、太陽熱養生処理を行ってから播種をしていますが、春早い時期は気温が上がらないので、太陽熱養生処理の効果がなかなか出てきません。少しずつ気温が高い時期の作に移ってきて、太陽熱養生処理の効果が出てきたようで、ようやく大根やカブの虫害が減ってきました。

 今シーズンは、露地に移る前のハウス栽培の葉物野菜や大根、カブなどで床土や畑の施肥設計を見直した結果、アブラムシの被害をいつもよりも抑えることが出来ました。

 低温期の露地栽培の大根やカブの虫害を抑えることが次の課題です。試行錯誤を繰り返しながら、味は勿論ですが、見た目にも美しい野菜をお届け出来るようにしていきたいと考えています。

チンゲンサイをお届けさせていただきます!

 小松菜や水菜、ミックスレタスなどの葉物野菜がハウス栽培のものから露地栽培のものに移ってきました。露地の畑では、チンゲンサイが育ってきました。今年は早いうちから花芽を付けてしまう株もありますが、柔らかい花芽も美味しく食べられますので、お届けさせていただきます。

 チンゲンサイは炒め物も美味しいですが、個人的にはおひたしが気に入っています。チンゲンサイの甘さが際立ちます。また、スープの具にしても美味しいです。いろいろと楽しんでいただけたら嬉しいです!