通信くさぶえ 776号

待望の雨が降りました。

 これまで昼間は気温が上がるのですが、最低気温はマイナスになる時もあるほどで、1日中風が吹いている日もありました。また雨が降らず、畑が乾いているだけではなく、山火事も近くで数件起きています。

 畑に植えたい野菜の苗はどんどん育ってくるのに、定植しても野菜の苗にとってはかなり厳しい春となっています。でも、5月に入って待望の雨が降りました。久し振りのまとまった雨となり、ホッとひと安心しました。春は今年のような傾向が毎年ありますが、今年は変化の振れ幅が例年以上に大きく感じています。これからはもう少し落ち着いた陽気となってくれることを期待しています。

シカの食害を免れた貴重な冬越しのホーレンソウです。

 以前、通信に書きましたが、冬越しのホーレンソウは冬の間にシカの食害に遭って、その大半がなくなってしまいました。本来ならびっしりと生育しているはずのホーレンソウが、画像のようにまばらになってしまいましたが、食害を免れたホーレンソウが大きくなってきました。貴重なホーレンソウです。全員分はなくて申し訳ありませんが、少しずつお届けさせていただきます。

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いつもよりも沢山のウドを軟白させています。

 くさぶえ農園では、細々とですが、ウドを栽培していて、5月中旬頃にお届けさせていただいています。収穫量も少なく、旬の期間も短いため、全員にお届けすることが出来ずにいます。

 でも、今年はいつもよりも多くのウドを軟白させています。軟白栽培というと通常は、ウドをダンボール箱などで囲って、その中にモミガラを入れて、モミガラが風で飛ばないようにその上に土をのせて軟白させていきます。

 くさぶえ農園では、農業雑誌で紹介されていた、ちょっと変わったやり方でウドの軟白栽培を行っています。この時期になると、ウド畑にはムーミンのニョロニョロのような奇妙なものが立ち並びます。野菜の栽培に使う、マルチの芯と使用済みのマルチを再利用しています。地面から顔を出してきたウドの芽に被せていき、この筒の中で軟白したウドが育っていきます。

 今年はこの筒を去年よりも沢山用意しました。毎年少しずつ増えていますが、それでも全員分のウドはまだ確保出来ないと思います。お届け出来なかったお客さまには申し訳ないのですが、これまでよりも多くのお客様にお届けしたいと考えています。

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