通信くさぶえ 1025号

激しい寒の戻りです。

 3月22日(火)の20cm近くの積雪に引き続き、先週は寒さが戻ってきました。4月2日(土)には最低気温がマイナス7℃近くまで下がりました。また、3日(日)も雪が降り、5cm近い積雪となりました。もう4月だというのに激しい寒の戻りです。農作業が遅れてしまいますが、自然には勝てません。

 しかし、これからは暖かい日が多くなりそうです。週末には、最高気温が25℃以上の夏日になる所がありそうです。気温の変化が激しくて、人間も野菜もその変化についていくのが大変ですが、暖かくなって野菜の生育が進んでいって欲しいものです。

土壌分析を行いました!

 先日、近くの有機農家さんと一緒に土壌分析を行いました。土づくりの中で、土壌分析を行うことは重要な柱として位置付けています。毎年分析することで、畑の状態の変化を知る目安になります。

 そして、分析結果から畑の状態に合わせた施肥設計を行っていきます。畑に肥料を過不足なく施用することで、野菜が健全に育つように心掛けています。肥料の価格も高騰してきており、これからは経営的にも無駄のない施肥設計が重要になってくると思います。

 肥料分として、窒素、リン酸、カリウムだけでなく、カルシウムやマグネシウム、そしてホウ素や鉄、マンガンなどを施肥することで、ミネラル豊富な質の高い野菜を作ることを目指しています。この取り組みには、㈱ジャパンバイオファームの小祝政明氏が提唱するBLOF(ブロフ)理論を参考にしています。このような有機栽培は全国に少しずつですが広がりを見せてきていて、平均的な野菜よりも糖度が高く、ビタミンが豊富で、硝酸イオンも非常に低い、といった野菜作りも実践されるようになってきています。

 今年もミネラル豊富な野菜を沢山お届け出来るように取り組んでいきます!

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冬越しの長ネギをお届けさせていただきます!

 畑で越冬してきた長ネギが育ってきました。越冬用としては、「松本一本ネギ」という品種を栽培しています。「松本一本ネギ」は松本地方を中心に江戸時代から栽培されている品種です。佐久地方で古くから栽培されている「下仁田ネギ」と同じように冬季に越冬出来る一本ネギです。今、主流となっている一本ネギは休眠しないため、越冬することが出来ません。そのため、昔ながらの越冬する品種のネギを栽培しています。

 冬越しのたくましい長ネギを少しずつですが、楽しんでいただければ、と思います。

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