通信くさぶえ 1026号

今度は初夏のようです。

 前回の通信に書いたように、4月2日(土)には最低気温がマイナス7℃近くまで下がり、3日(日)には雪が降り、5cm近い積雪となりましたが、その後、暖かい日が多くなってきて、先週末からは最高気温が20℃を超えてきました。春を通り越して、初夏のようです。今週後半は気温が下がりそうで、この気温の激しい変化には人間も野菜もなかなかついていけません。

 でも、この陽気で農園周辺のダンコウバイやコブシが開花して、ウグイスの声が聞こえるようになってきました。春が急に駆け足でやって来たようです。

 この後は、ゴールデンウイーク頃にかけても高温傾向が続きそうです。また、4月~6月の3ヶ月予報では、北、東日本を中心に、いつもの年よりも気温が高いようです。

 暑さに気を付けながら、農作業を進めていきたいと思います。

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小カブや小松菜の菜の花をお届けさせていただきます!

 ハウス内に2月に播種した小カブが出来てきました。まだ小さめのカブですが、間引きながら少しずつお届けさせていただきます。葉まで柔らかくて美味しく食べていただけると思います。

 また、これまでお届けしてきた小松菜の花芽が一気に伸びてきました。これからは、小松菜の菜の花としてお届けさせていただきます。根元が多少かたいものもありますが、甘味が強く、美味しいです。かための部分は短く切ってください。この時期にしか味わえない小松菜です。茹でたり、炒めたりして春の味をお楽しみください。さっと炒めて、菜の花のパスタなどはいかがでしょうか?

露地で越冬したホーレンソウに代わります。

 今週からは、露地で冬を越してきたホーレンソウをお届けさせていただきます。これまでお届けしてきたホーレンソウは、ハウスの中で越冬してきたものです。今週からお届けするホーレンソウの根の切り口を見ていただくと、ハウス栽培のホーレンソウよりも、とても太い根となっているのが分かります。この太い根を土の中深くまで張って、寒い冬を乗り切ってきたのだと思います。

 そんな力強いホーレンソウを食べてみてください。サイズは大きめですが、柔らかくて美味しいです。寒さなどで傷んだところは取り除いてお届けさせていただきます。

 昨シーズンよりトンネル栽培も取り入れています。写真の右側のホーレンソウがビニールトンネルをかけて越冬したもので、左側のホーレンソウは何もかけずにそのまま生育してきたものです。トンネル栽培した右側のホーレンソウの方が生育が早く、この時期の露地のホーレンソウの収穫期間を長くすることが出来ました!

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