通信くさぶえ 1054号

霜が降りました!

 先週半ばに寒気が流れ込んできて寒くなりました。マイナスまでは下がりませんでしたが、しっかりと霜が降りました。畑の野菜たちは真っ白になり、ハキダメギクなどの霜に弱い雑草は凍みて変色しました。とうとう来たか、という感じですが、週末は少し暖かい日となりました。週明けはまた気温が下がる予報が出ていますので、寒暖の差が激しい天候がしばらく続きそうです。

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壬生菜や水菜をお届けさせていただきます!

 露地栽培の壬生菜や水菜が育ってきました。壬生菜は水菜に比べると寒さに強くないため、先週半ばの霜で葉が変色したものも出てしまいました。軽度のものはお届けさせていただきますので、ご了承ください。

 壬生菜は、水菜の変種で鍋物や漬け物、炒め物などに幅広く利用されている京野菜です。関西では水菜より壬生菜の方が好まれると聞いています。どちらも同じような食べ方が出来ますが、風味の違いなどを楽しんでいただけたら、と思います。

 水菜は生でサラダに入れる食べ方がかなり浸透してきましたが、壬生菜は火を通した方が美味しいように思います。油揚げと炒めるととても美味しいです。葉がしんなりしていたら、一度冷水に漬けて、パリッとさせてから調理してみてください。

サツマイモをお届けさせていただきます!

 急に寒くなってきましたが、その前にサツマイモの収穫を無事終えました。今年は、チッソ分が少し足りない箇所もあったようで、場所によってイモの大きさにばらつきが出てしまいました。大きいイモもあれば、小さめのイモもあるという状況です。これらのイモを組み合わせながら、これから少しずつお届けさせていただきます。

 また、少しだけ栽培している紫イモの「パープルスイートロード」は苗の状態が良くなかったのか、大きいイモのある株もあれば、イモがほとんど付いていない株もあるという状況で収量が少なくなってしまいました。お客様全員にお届けする分が確保できずに申し訳ありません。

 まずは、収穫の際に皮が剥けてしまったものや食害のあったもの、確認のため先端を切り落としたものなどからお届けさせていただきます。味には問題ありませんのでご安心ください。

 収穫したサツマイモは、キュアリング処理を行っています。キュアリング処理というのは、サツマイモの傷を癒して、腐敗の進行を防止することを目的として行います。高温、高湿度にして、サツマイモの傷口にコルク層を作っていきます。30℃で3、4日間を目安にキュアリング処理を行いました。そして、処理後は13℃前後で貯蔵していきます。

 こうすることで、腐敗するイモを少なくして、長期間貯蔵を可能にしていきます。これから春まで貯蔵していく中で、サツマイモのデンプンが糖化されて、少しずつ甘味を増していきます。お届けするサツマイモの味の変化も楽しんでいただけたら、と思います。