通信くさぶえ 814号

寒い日が続いています。

 先週は、最低気温がマイナス14℃台まで下がり、昼間も気温が上がらず、真冬日が続きました。農園の周辺は雪も少なく、テレビで都心の雪の方が多いのではないか、という映像を観ると不思議な感じがしました。

 ようやく寒波が抜けていきましたが、今週中頃にはまた南岸低気圧がやってくるようです。大雪にならないことを祈ります。

 寒いとは言え、その中にも日差しには春を予感させる暖かさを少しずつ感じられるようになってきました。そろそろ種子播きやハウスの定植の準備が始まり、新しいシーズンが動き出します。もう少し厳しい冬が続きますが、暖かい春を待ちながら、農作業の準備を進めていきたいと思います。

これからお届けする野菜について・・・

 冬野菜はいかがですか?冬の味を堪能していただいていると思いますが、これからお届けさせていただく野菜についてお知らせです。

 ミニ白菜が終わって、先週から白菜へと代わってきています。貯蔵中に傷んだ葉先は少し取り除いてお届けさせていただきます。今年の白菜は厳しい寒さの中で美味しく出来上がってきたと思います。2月から3月に入る頃までお届け出来そうですので、お楽しみください。

 大根は、品種は「冬自慢」という大きい大根と同じなのですが、これからはサイズの小さい大根に代わっていきます。近年、冬の大根の保存状態をよく見ていると、2月以降になると小さい大根の方が大きい大根よりも状態が良いようなので、小さめの大根を意識して作り、大きめの大根から先にお届けしてきました。寒さが早くから訪れたこともあり、全体的に大根は小さめとなりましたが、これからは小さいサイズの大根を詰め合わせてお届けさせていただきます。

 冬の寒さが早くから来た影響は、ハウスの次の小松菜にも出ています。今も厳しい寒さの中、株張りは良くなってきているのですが、なかなか草丈が伸びてきてくれません。しっかりと寒じめされていて、味はとても良いと思いますし、このまま株が老化していったり、花芽が付いてきてしまうのも、もったいないと思いますので、小さいサイズの小松菜もこれからお届けさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

news814

 寒さに比較的強いホーレンソウはよく育ってくれています。やはり冬のホーレンソウは味わい深くて美味しいですね。ホーレンソウは、これから次のハウスのものに移っていきますが、た。ていただきます。く、テレビで観る次のハウスでは、ホーレンソウの生育初期にハウスの土が少し乾燥気味だったようで、アザミウマ類やケナガコナダニ類の食害に遭ってしまいました。葉が小さいうちに食べられたため、奇形したり、委縮したりしたものがありますが、ホーレンソウが大きく生長するうちに目立たなくなってきてはいます。この時期は害虫の活動時期ではなく、また被害に遭った葉も加熱調理して食べれば、問題なく食べられますので、少し増量してお届けさせていただきたいと思います。見た目が悪いですが、寒じめされて、今が一番美味しいホーレンソウをたくさん食べていただければ、と思います。