通信くさぶえ 713号

強い寒気が来ています。

 ようやく雪がまとまって降ったと思ったら、今度は約40年ぶりとなる大寒波がやって来ました。西日本ではかなりの積雪となった地域もあり、沖縄でもみぞれが降ったそうです。

 くさぶえ農園では、マイナス14℃まで気温が下がりましたが、雪はほとんど降りませんでした。ここでは雪が降らずに、もっと暖かい地域で積雪があるというのが不思議な気がしました。

 農園周辺は風が強く、除雪された道の所々に吹き溜まりが出来ていて、車の走行が難しい所もあります。画像は農園に入ってくる道ですが、トラクターで雪をかいても、かいても、風で雪が吹きだまってしまいます。佐川急便さんのトラックが入って来られず、野菜の箱を車で舗装道まで運んで持って行ってもらっています。ハウスなどに歩いて行った足跡も、一晩で綺麗になくなっていることもあります。

 今までの暖冬がウソのような寒さとなりました。今年も変化の激しい気候になるのかなあ、と心配になります。先週からの雪でハウスが倒壊した所も各地に見られるようです。ニュースで見ましたが、2年前の大雪でハウスを潰し、再建したハウスが今回の雪で倒壊してしまったところもあるようです。さぞやり切れないだろうな、とこちらも気持ちが暗くなってきます。

 今週は次第に寒さが緩んでくるようですが、週末にはまた雪が降りそうな予報が出ています。次の雪に備えたいと思います。

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「ちぢみ小松菜」をお届けさせていただきます。

 今年も「ちぢみ小松菜」をお届けさせていただきます。「ちぢみ小松菜」は、小松菜にちぢみ菜の血が導入されていて、歯触りが良く、食感が優れています。

 今年の「ちぢみ小松菜」は普通の小松菜よりも生育が遅く、寒さのため、しおれが強いです。見た目は悪いですが、おひたしにするとトロッとして、甘みが強く、美味しいと思います。

 昨年は、「ちぢみ小松菜」の方が普通の小松菜よりも生育が良かったのですが、今年は普通の小松菜が今までにないぐらい良く出来てきています。前回の通信に、小松菜が大きく育っていて、寒くなってきて、いつもよりも垂れ下がっている外葉が大きいことを書きましたが、次の小松菜は寒さの中でがっちりと育ち、しおれが少ないです。天候や栽培時期の少しの差で生育に影響が出るという、栽培の難しさを改めて実感しています。

 普通の小松菜もお届けさせていただきますので、食べ比べてみてください。どちらの小松菜も寒じめされていて、甘味がのってきています。どちらが好みか教えていただければ、嬉しいです。

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