通信くさぶえ 362号

今年のキュウリとトマトについて・・・

 お届けしている今年のキュウリ(夏すずみ、枝成り王子)は、ハウスに定植した後にかなりアブラムシが付いてしまいました。そのため、キュウリの樹もダメージを受けて生育が滞り気味でした。どうやら初めて使った肥料がチッソ分が高いものだったため、チッソ優先の生育になってしまい、アブラムシの付きやすい状態だったようです。その後、天敵のテントウムシが大量に飛来して、たくさんの卵を産みつけてくれたおかげで、幼虫が孵るとアブラムシを食べまくってくれました。追肥には有坂さんの鶏糞を使い、かん水にも気を遣ったところ、なんとかキュウリの主枝の上の方と側枝が健全な葉を付け始め、生育が回復してきました。たくさんの花を付け始め、毎日たくさんのキュウリを収穫できるようになりました。

 野菜の生育を見て、生育の良くない原因を究明して対応することができたことは、僕にとって大きな経験でした。少しは百姓になれてきたのかもしれません。まあ、最初からアブラムシの付かないような野菜を作らなければいけないのですが・・・。

 一方、トマトは、ハウスに定植後の大雨がハウス内に流れ込んでしまい、水と一緒に肥料分を一気に吸ってしまい、樹が暴れてしまいました。株ごとに生育がばらついてしまい、追肥のタイミングが上手くいきませんでした。そのため、小さな実が多かったり、尻腐れが発生してしまったり、とあまりいい状態ではありません。
それでも、ようやく生育が安定してきたし、後から植えた雨よけハウスのトマトは生育が順調なので、8月に入れば次第にトマトの収量があがってくるものと思われます。それまでは、小さいトマトもお届けすることもあると思いますが、ご了承ください。

トウモロコシが倒れてしまいました・・・

News362
右側のトウモロコシは倒れていませんが、左側のトウモロコシは倒伏してしまいました。

 梅雨明けしてから暑い日が続き、そろそろお湿りが欲しいなあ、と思っていたところでしたが、先週末は2日続けてスコールのような夕立がありました。これから定植するキャベツやブロッコリーなどの畑にはありがたい雨でしたが、この雨でトウモロコシの大半が倒伏してしまいました。今年のトウモロコシには、堆肥と有坂さんの鶏糞をしっかりと入れて順調な生育をしてきたのに残念でなりません。

 トウモロコシを倒してしまったのは初めての経験で、それでも穂先を持ち上げてなんとか実を付けてくれるものなのか、実を付けたとしても実入りが悪いんじゃないか・・・などなど、今後どうなるのか分かりません。出来るだけ3、4株ずつ起こして束にして結んで助けてみようと考えています。少しでも多く実を付けて、皆さんにお届けできたら、と祈らずにはいられません。

有坂さんの卵について・・・

 この暑さのため、有坂さんの鶏たち、特に若鶏たちがぱったりと卵を産まなくなったそうです。申し訳ありませんが、有坂さんのお客さんを優先させていただくので、しばらく卵はお休みになりそうです。卵に余裕が出来次第、再開したいと思いますのでご了承ください。