通信くさぶえ 999号

台風14号が通過していきました。

 なかなか進路が定まらなかった台風14号は、初めは日本海側を通過する予報でしたが、結局太平洋側を通過していきました。台風の進路に近い所ではかなり被害がありましたが、農園の周辺では特に大きな被害も起こさずに通り過ぎてくれました。まだまだ台風シーズンは続きますので、この先大きな災害が起きないことを願っています。

夏大根をお届けさせていただきます。

 まずは間引き大根をお届けさせていただきます。これまで、この時期の大根は真っ白な綺麗な肌のものが出来ませんでしたが、今年は播種時期を遅らせて、太陽熱養生処理を行い、白黒マルチを張って、播種後は不織布をべたがけして栽培するという、やれる対策は全て行ってきました。生育初期から降雨もあったおかげもあり、この時期にしては肌の綺麗な大根が育ってきたと思います。

 夏大根は辛味が少し強めとなります。辛味大根が好きな方は、おろして食べれば美味しいと思います。辛味が苦手な方は、火を通せば辛味がぬけて美味しく食べられます。大根葉も柔らかくて栄養豊富なので、塩もみにするなどして是非食べてみてください。写真の塩もみは根の部分も一緒に混ぜています。

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ジャガイモ「こがね丸」をお届けさせていただきます。

 「キタアカリ」に代わって、これからは「ごがね丸」をお届けさせていただきます。「こがね丸」はしっとり系で煮崩れしにくいジャガイモです。油との相性が良く、フライドポテト専用種とも言われるそうですが、イモの旨味が強くて、煮ても焼いても美味しいと思います。貯蔵性も良く、くさぶえ農園のジャガイモの主力品種となっています。「こがね丸」は、イモの肌がざらついた感じになりますが、気になる方は皮を剥いてください。味には問題はありませんので、ご安心ください。

セロリーも出来てきました!

 夏野菜が少なくなってくる9月後半に収穫出来るように、セロリーの定植時期を遅めにしてみました。定植時期には課題が残りましたが、セロリーが育ってきています。

 くさぶえ農園で栽培しているセロリーは、緑色が濃くて、香りが強い、ミニセロリーと呼ばれる品種です。生で食べたり、火を通したり、いろいろとお楽しみください。茎の筋が気になる場合には、取り除いて食べてください。

 セロリーの茎を食べやすい大きさに切り、一口大の鶏もも肉や豚肉と一緒に炒めるととても美味しいです。セロリーはシャキシャキ感を残して、味付けはさっぱりと塩とコショウ、好みで日本酒や紹興酒で香りをつけても美味しいです。たくさんある葉は洗って冷凍保存して、スープなどに凍ったまま、崩しながら入れれば、パセリ代わりになります。また、フランス料理のシェフにまかない料理として、セロリーの葉を天ぷらにして天つゆで食べると美味しいと教わりました。蕎麦屋の店主からは蕎麦のつゆの具として、セロリーがとても合うとも教えていただきました。是非、いろいろと試してみてください。