通信くさぶえ 1107号

浅間山が初冠雪です。

 12日(日)の夜から農園の辺りでは雨が降りましたが、ここよりも標高の高い所では雪となったようです。農園の北側に位置する浅間山は初冠雪が観測されました。平年より2週間ほど遅い観測だそうです。農園の南側にある八ヶ岳も標高の高い所は白くなっていました。いよいよ寒くなってきました。

 「浅間山に3回雪が降ると、麓の町にも雪が降る」と言われています。少し遅めですが、雪の季節も近づいてきています。これから本格的に寒くなる前に野菜を収穫して貯蔵していきますが、いつもより遅めとは言え、しっかりと冬の準備をしていきたいと思います。

ブロッコリーやカリフラワーが大きく育ってきました!

 ブロッコリーやカリフラワーは、定植後の暑さと干ばつの影響や、ヨトウムシなどがいつもよりも多く、その食害の影響もあって、生育が遅めでばらつきがありました。生育後半になって、雨も降り、暑さも落ち着いてくると、生育の勢いが増してきました。関東地方などでは、冬の間がこれらの野菜の旬となりますが、高冷地の当地では真冬は凍みてしまい栽培出来ません。寒さが厳しくなる12月初め頃までのお届けとなります。

 茎ブロッコリーは順調にとれていて、先週が収量のピークとなり、増量してお届けさせていただきました。

 ブロッコリーは、ここ4、5年、花蕾が黒くなる黒腐病に悩まされ、出荷出来ないものが多くありました。いろいろと対策を練ってきましたが、今年は黒腐病に耐病性のある品種に代えたところ、病気の発生が激減しました。一時は、ブロッコリーの栽培を諦めようかとも考えていましたが、光が指してきたように感じています。

 一方、カリフラワーは先週から収量が上がってきました。花蕾に陽が当たると、少し黄味がかった色に変わってくるものもあります。また、寒さの影響などで紫色になる部分も出てきますが、これはアントシアニンというポリフェノールです。いずれも食べて問題ありません。

 カリフラワーは、カレーのスパイスとの相性が良く、インドやネパールでは一般的な食材の一つです。小房に切って、かために茹でたカリフラワーを、サラダ油とクミンとターメリックで炒めて塩、コショウをするだけで簡単なインド料理を楽しめます。ターメリックやクミンがなければ、カレー粉でもOKです。カレーの付け合わせにしても美味しいですよ。

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ジャガイモ「こがね丸」をお届けさせていただきます!

 今週からは「キタアカリ」に代わって、「こがね丸」をお届けさせていただきます。「こがね丸」はしっとり系で煮崩れしにくいジャガイモです。油との相性が良く、フライドポテト専用種とも言われるそうですが、イモの旨味が強くて、煮ても焼いても美味しいと思います。貯蔵性も良く、くさぶえ農園のジャガイモの主力品種となっています。「こがね丸」は、イモの肌がざらついた感じになりますが、気になる方は皮を剥いてください。味には問題はありませんので、ご安心ください。