通信くさぶえ 1080号

今週は朝晩が寒そうです。

 7日(日)から8日(月)にかけてはかなり激しい雨が降りましたが、今週は晴れる日が多そうです。ただ、寒気の影響で朝晩は霜の降りる日もありそうです。また、週半ばには寒気の影響で内陸部や山沿いを中心に局地的に雲が発達して、急な雨や落雷、雹などの可能性があるそうなので、天気の急変が心配です。

 雨が多くて、なかなか露地の畑の準備が進みませんが、天候を見ながら少しずつ進めています。ジャガイモの種イモの定植とナガイモの種イモの定植が、なんとか終わってホッとしました。5月下旬までには、ジャガイモもナガイモも芽が出てきます。

 また、露地の畑にハウスで育苗した小松菜やレタス類などを定植したり、小松菜や水菜、ルーコラなどを直播きしたりしています。お届けする野菜が途切れないように、少しずつずらして栽培していくので、畑は少しずつ作付けした面積が広がっていきます。

 直播きした大根やカブも本葉を伸ばしてきました。まだまだ寒いので、マルチを張ったり、不織布をかけたりして、育てています。不織布の下で、野菜が少しずつ大きくなってきて、べた掛けした不織布が少しずつ盛り上がっていく光景はなかなか楽しいものです。

 これから少しずつ露地の畑が賑やかになっていきます。

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今年もタマネギの出来が期待出来そうです!

 昨年のタマネギも良く出来ましたが、今年は天候のおかげもあって、それ以上の出来となりそうです!

 まずは、葉タマネギをお届けさせていただきます。葉タマネギは、オニオンセット栽培を応用して、早めに葉タマネギとして収穫出来るように栽培してきたものです。オニオンセット栽培とは、春に種子を播いて、小さなタマネギを作り、夏にそのタマネギを植え付けて、冬に収穫するというものです。暖地の作型なので、うちのような高冷地では、夏に植え付けたタマネギが大きくなる前に冬を迎えてしまいますが、この小さなタマネギを秋に植え付けて、そのまま越冬させることで、秋に苗を定植したものよりも早く、葉タマネギとして収穫することが出来ます。

 秋にタマネギ苗を定植して、越冬して6月下旬頃に収穫する栽培は一般的ですが、標高1,000m近い高冷地で冬場の雪が少ない当地では、冬の間にマルチが剥がれてしまったり、土が凍みてタマネギの根が切られて抜けてしまったり、となかなか安定して栽培出来ず、いろいろと栽培方法を試行錯誤してきました。

 ここ数年は安定して栽培出来る手応えを感じるようにようやくなってきました。タマネギの出来が良さそうなのは本当に嬉しいです。今年もより長い期間、タマネギをお届け出来れば、と期待しています!

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