通信くさぶえ 863号

「ちぢみ小松菜」をお届けさせていただきます。

 くさぶえ農園では定番となってきた「ちぢみ小松菜」は、小松菜にちぢみ菜の血が導入されていて、歯触りが良く、食感が優れています。

 今シーズンは、小松菜と同様に「ちぢみ小松菜」の生育も良かったのですが、徒長気味に育ったためか、最低気温がマイナス10℃を下回る頃からクタッとしてきています。見た目は悪くなってきていますが、加熱調理すると、トロッと柔らかく、甘味が強くて美味しく食べられます。

 この「ちぢみ小松菜」や普通の小松菜なども見た目はいまいちな冬の葉物たちですが、寒じめされた、この時期にしかない滋味深い美味しさが味わえます。見た目の問題から市場にはほとんど出回りませんが、寒じめ野菜の味はとても美味しく、この味をお客様にも食べていただきたいと思い、栽培しています。是非、冬ならではの味としてお楽しみください。

news863

「ビタミン大根」をお届けさせていただきます。

 昨年からお届けしている、「ビタミン大根」を今年も栽培してみました。一昨年、テレビで上田市の「上田みどり大根」が取り上げられていて、作ってみたいと思ったのですが、「ビタミン大根」はその大根と同じ系統の大根です。

 普通の大根よりも水分が少なめで、きめが細かい大根です。綺麗な緑色を生かして、おろしたり、生でサラダにしたりしても美味しいです。テレビでは、千切りしたものを天ぷらにしたり、おろしそばにしたり、お漬物にしたりしていました。

 我が家では、普通の大根や赤大根の「紅くるり大根」などと一緒に千切りにして、サラダ油とポン酢で食べたり、ゴマ油とポン酢と七味唐辛子をかけて食べたりしています。いくらでも食べられちゃいますよ。

今シーズンのキャベツについて・・・

 暖かい秋が長く続いたおかげで、秋冬野菜の出来は良いものが多かったのですが、キャベツは定植時期が遅かったため、小さめのものが多くなってしまいました。

 昨シーズンのキャベツは秋の台風や秋雨前線の影響で長雨となり、生育が遅れてしまいました。また寒くなるのも平年よりもかなり早かったため、あまり大きく育つことが出来ませんでした。そのため、キャベツは小玉のものが多かったのですが、こういった巻きがゆるいものの方が貯蔵しても緑色が保たれていました。

 冬場に貯蔵したキャベツでも青々としたものをお届けしたいので、今年は定植時期を少し遅くして、小さめのキャベツを収穫しようと試みていました。しかし、定植時期が遅すぎたようで、目標にしていた大きさまで生育が間に合いませんでした。

 キャベツの大きさによっては2ヶ入れさせていただきますので、ご了承ください。来シーズンはもう少し定植時期を早めて再度チャレンジしていきたいと考えています。