通信くさぶえ 1014号

「ちぢみ小松菜」をお届けさせていただきます!

 今年も「ちぢみ小松菜」を栽培しています。この「ちぢみ小松菜」は、小松菜にちぢみ菜の血が導入されていて、歯触りが良く、食感が優れています。

 今シーズンの「ちぢみ小松菜」は、他の葉物野菜と同様に生育がいつもよりも遅めでしたが、少しずつ育ってきました。小さめのものも混じりますが、お届けさせていただきます。

 また、虫害痕が目立つものもありますが、加熱調理すれば問題なく美味しく食べられると思います。寒じめされて、茎が割れてしまったものもあり、見た目は悪くなってきていますが、こういう茎も加熱調理すると、トロッと柔らかく、甘味が強くて美味しく食べられます。是非、冬ならではの味としてお楽しみください。

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緑色の「ビタミン大根」をお届けさせていただきます!

 「紅くるり大根」に続いて、今週からは「ビタミン大根」のお届けが始まります。「ビタミン大根」は、以前テレビで近くの上田市の「上田みどり大根」が取り上げられていて、作ってみたいと思ったのがきっかけで作り始めました。「ビタミン大根」はその大根と同じ系統の大根です。普通の大根よりも水分が少なめで、きめが細かい大根です。綺麗な緑色を生かして、おろしたり、生でサラダにしたりしても美味しいです。テレビでは、千切りしたものを天ぷらにしたり、おろしそばにしたり、お漬物にしたりしていました。いろいろな大根をお楽しみください!

越冬キャベツについて・・・

 冬の間の宅配には2月頃まではキャベツか白菜が交互にお届け出来るように、低温で貯蔵しています。白菜の貯蔵の方がキャベツの貯蔵よりも難しくないのですが、キャベツについては栽培方法や貯蔵方法を少しずつ改良してきています。

 これまでキャベツを貯蔵しておくと、1月~2月頃には傷んだ外葉を剥いてしまうと、白っぽいキャベツになってしまっていました。しっかりと生育して、大きくて巻きがしっかりしたキャベツほど、外葉を剥いて白っぽいものをお届けする傾向がありました。また、巻きのしっかりしたものは中の葉が傷んでいるものも多かったのですが、逆に、小さくて巻きがゆるめのキャベツの方が持ちが良くて、外葉の傷みも少なく、緑色のものをお届け出来てきました。そのため、貯蔵するキャベツはあまり大きくなりすぎないように注意して栽培しています。なかなか思うような大きさに揃ったキャベツを作るのは難しいのですが、年々勘所が分かってきたように思います。

 貯蔵に適したかためのキャベツですが、貯蔵することで甘味を増し、柔らかくなってきました。小さいものは2つ入れさせていただくこともあります。しばらくの間、冬のキャベツを楽しんでいただけたら、と思います。

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