通信くさぶえ 459号

大根、小松菜、からし菜について・・・

 お届けしている大根の中に割ってみると黒い点がスジ状に見られるものがあります。これはダイコンバーティシリウム黒点病という、糸状菌(カビ)による病気のようです。今年の天候も関係していると思いますが、どうやら大根畑の一部で昨年ナスを栽培していたことにも原因があるようです。この糸状菌はナスの半身萎ちょう病も引き起こすため、昨年のナスに寄生した糸状菌が畑で越冬して大根に伝染したことが考えられます。ナスを栽培していたのは大根畑のほんの一部なので、大根の罹病株は少ないのではないかと考えています。

 この病気は葉にも根にも外観上何にも変化が見られないのが厄介です。出荷の際に怪しそうな大根は切って確認したり、除いたりしているのですが、お届けした大根はどうだったでしょうか?もしも、そのような大根がありましたら、お手数ですが、連絡をいただきたいと思います。病気の被害状況も教えていただきたいし、次回に何かサービスさせていただけたら、と考えています。

 小松菜とからし菜には白斑病が発生し、からし菜は出荷を断念しました。からし菜より被害が少ない小松菜は病斑のひどい外葉を取り除いてお届けさせていただきました。加熱調理すれば問題はないと思います。この病気は晩秋から初冬にかけて多雨の年に発生が多いそうです。病原菌に負けない有用な土壌微生物がたくさんいるような畑をどうやって作っていくか、これからの課題が浮き彫りになってきたように思います。

ニンジンが頑張っています!

 病気の話ばかりですみません。秋冬用の今年4作目のニンジンも黒葉枯病が発生してしまいました。周りの慣行農法のニンジンも今秋は不作だと聞いています。でも、そのニンジンに新しい緑の葉が育ってきています。病気の影響で生育に差がありますが、少しずつ大きくなってきています。黒葉枯病は土の中のニンジンにまでは被害が生じないようなので、収穫時期をぎりぎりまで遅らせて、少しでも大きいニンジンにしたいと考えています。ニンジン、頑張って!

くさぶえ農園のお米も少しだけあります。

 今年は稲刈りの感触だと平年よりも収量があるかな、と思っていましたが、脱穀して籾摺りをして玄米にしたところ、思ったより収量が少なめでした。お客様にお分けできる分が約1俵分しかなく、今年はお一人様3kgまでの注文とさせていただきます。今年分について改めて希望をとらせていただき、その後、こちらで調整させていただく場合もあります。お米を楽しみにされていた方には本当に申し訳ありません。連絡は、メール、FAX、電話にて受け付けております。連絡をお待ちしております。

 くさぶえ農園のお米は少ないですが、あしない農園の大塚さんのお米はまだまだあります。そちらをご利用いただければ、と思います。なお、通信でお知らせした大塚さんのお米の値段の消費税分の計算が間違っていました。申し訳ありませんでした。正しくは、7分づき/白米2kg 1,416円は1,417円で、7分づき/白米3kg 2,046円は2,047円です(通信454号を参照してください、ブログでは通信454号も正しい値段に変更済みです)。

くさぶえ農園のお米
天日干しコシヒカリ 525円/kg
(床土に市販培土を使用した以外は、無農薬・無化学肥料栽培しました。)

 玄米か白米かをお選びください。今年はお一人様3kgまでの注文とさせていただきます。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。