通信くさぶえ 1004号

強い霜が降りました。

 いよいよ霜が降り始めました。初霜にしてはかなり強めで、畑一面真っ白になりました。この時期の畑の雑草はハキダメギクがメインですが、寒さに弱いため、一気に凍みていき、畑では野菜たちが一層元気に見えるようになりました。

 雑草だけでなく、レタス類も霜にやられて、葉先が凍みてしまい、黒変してきてしまいました。美味しいレタスが出来てきて、お届けを始めたばかりでしたが、出荷出来なくなってしまいました。残念です。

 他の秋冬野菜は寒さに強くて、霜にやられるどころか、霜にあたることで甘味が増していきます。霜が降りるのにも一長一短あり、徐々に寒くなる中で少しずつ霜が降りてくれたら、野菜たちももう少し準備が出来るのでしょうが、なかなか思うようにはいきません。

 先週末には、今シーズン初めて雪虫をたくさん見ました。雪虫は、体全体が綿で包まれたようになるアブラムシの仲間の昆虫です。飛んでいる姿は、まるで雪がフワフワと浮かんでいるように見えます。雪虫が飛ぶようになると、そろそろ雪もちらつくようになるのかなあ、と思います。

壬生菜や水菜が育ってきました!

 露地栽培の壬生菜や水菜が育ってきました。今週は壬生菜をお届けさせていただきます。

 壬生菜(写真左側)は、水菜の変種で鍋物や漬け物、炒め物などに幅広く利用されている京野菜です。関西では水菜より壬生菜の方が好まれると聞いています。どちらも同じような食べ方が出来ますが、風味の違いなどを楽しんでいただけたら、と思います。

 水菜(写真右側)は生でサラダに入れる食べ方がかなり浸透してきましたが、壬生菜は火を通した方が美味しいように思います。油揚げと炒めるととても美味しいです。葉がしんなりしていたら、一度冷水に漬けて、パリッとさせてから調理してみてください。

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カブの葉にはまっています!

 お届けしているカブの葉の炒め物にはまっています。カブの葉を食べやすい長さに切り、ゴマ油と紹興酒、塩、輪切り唐辛子で炒めただけなのですが、風味が良くていくらでも食べられてしまいます。カブの葉が柔らかい時期だからこそだと思います。是非、お試しください!

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