通信くさぶえ 1003号

いきなり冬が来た感じです。

 今までの暑さが嘘のような寒さがやって来ました。18日の朝は最低気温が3℃でした。まだ霜は降りませんでしたが、いつ強い霜が来てもおかしくない状況です。八ヶ岳の上の方は霜が降りたようで真っ白になっていました。

 秋を通り越して、いきなり冬が来た感じで、この急激な温度変化は人間にも野菜にも堪えます。でも、寒さが増してくると、野菜の甘味がグッと高まってきます。

 来週にはこの寒さは少し和らぎそうなので、秋冬野菜ももうひと踏ん張りして生長して欲しいと思います。

カブをお届けさせていただきます。

 カブもだんだん大きく育ってきました。カブは、僕と相性が良いのか、畑と相性が良いのか、それとも、その両方なのか、「カブが美味しい」と言われることが多いです。

 これから年が変わる頃までは、白いカブの「スワン」、紫と白の「あやめ雪」、そして赤カブの「あかくら蕪」を少しずつお届けさせていただきますので、それぞれのカブを楽しんでみてください。

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サツマイモ「なると金時」をお届けさせていただきます。

 急に寒くなってきましたが、なんとかサツマイモの収穫を終えました。今年は宅配で送り易そうな、手頃なサイズのイモが多いようです。これから少しずつお届けさせていただきます。まずは、収穫の際に皮が剥けてしまったものや食害のあったもの、確認のため先端を切り落としたものなどからお届けさせていただきます。味には問題ありませんのでご安心ください。

 収穫したサツマイモは、キュアリング処理を行っていきます。キュアリング処理というのは、サツマイモの傷を癒して、腐敗の進行を防止することを目的として行います。高温、高湿度にして、サツマイモの傷口にコルク層を作っていきます。今年は、30℃で3、4日間を目安にキュアリング処理を行いました。そして、処理後は13℃前後で貯蔵していきます。

 こうすることで、腐敗するイモを少なくして、長期間貯蔵を可能にしていきます。これから春まで貯蔵していく中で、サツマイモのデンプンが糖化されて、少しずつ甘味を増していきます。お届けするサツマイモの味の変化も楽しんでいただけたら、と思います。

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