通信くさぶえ 367号

ナス、ピーマン、そしてトウモロコシについて・・・

 今年はナスをたくさんお届けすることが出来て、嬉しいです。くさぶえ農園は標高約1,000mの冷涼な高原にあるため、普通に露地でナスを育てると半身萎凋病が多発してしまいました。そこで、昨年はハウス栽培を試みましたが、それでも病気が出てしまいました。

 今年は、ナスを耐病性のある台木に接ぎ木する方法を試みました。接ぎ木苗は活着するまで、最初のうちは遮光して、霧吹きで水をかけて湿度を上げます。そして、朝夕に徐々に日に当てる時間を長くしていきます。一度だけ、朝の日に当てる時間が少し長すぎて、しおれた苗が出てしまい、活着できない苗が半分ぐらいありました。それでも、接ぎ木に成功したナスは定植後もほとんど病気の発症もなく、沢山の実を付けてくれています。また、ピーマンは新しい品種を試しましたが、肥料を変えた効果もあるのですが、ものすごく多産で穫れ過ぎて困ってしまうほどです。来年は株数を減らそうと考えているぐらいです。

 最後にトウモロコシですが、今年のトウモロコシは先週でお終いです。夏の短い間ですが、美味しい夏の味を楽しんでもらえたと思います。トウモロコシも終わって、これから少しずつ収穫の秋に向かっていきます。

自由の森学園の夏の体験学習 2008 感想文 PART.3

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