通信くさぶえ 977号

露地で越冬したホーレンソウに代わります。

 今週からは、露地で冬を越してきたホーレンソウをお届けさせていただきます。昨年10月に種子播きをして、寒い冬を越してきました。これまでお届けしてきたホーレンソウは、ハウスの中で越冬してきたものです。今週からお届けするホーレンソウの根の切り口を見ていただくと、ハウス栽培のホーレンソウよりも、とても太い根となっているのが分かります。この太い根を土の中深くまで張って、寒い冬を乗り切ってきたのだと思います。

 そんな力強いホーレンソウを食べてみてください。サイズは大きいですが、柔らかくて美味しいです。寒さなどで傷んだところは取り除いてお届けさせていただきます。

 画像の右側のホーレンソウが、左側のホーレンソウよりも大きいのがお分かりになりますでしょうか?

 左側のホーレンソウは冬の間、何もかけずにそのまま生育してきたものです。昨シーズンは、この時期の露地のホーレンソウの収穫期間を少し長くしたくて、初めての試みで、右側のホーレンソウにはビニルのトンネルをかけて栽培してきました。まだまだ改良の余地がありそうですが、それでも、これだけ生育に差が出てきていることに手ごたえを感じています。

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ニンジンも露地で越冬してきたものに代わっていきます。

 貯蔵してきたニンジンがそろそろ終了となり、露地で越冬してきたニンジンに代わっていきます。

 昨年はニンジンが豊作だったこともあって、一部収穫せずに分厚く土をかけて、そのまま畑で越冬させてきました。そして、3月下旬に掘り上げて、冷蔵保存してきました。

 この時期になると、納屋で貯蔵してきたニンジンは水分が抜けてきて表面にシワがよってきたものも出始めてきます。一方、土の中で越冬してきたニンジンは寒さで傷んでしまうものも出てきてしまいますが、瑞々しさを保っています。

 上記のホーレンソウと同様に、冬を越してきた逞しいニンジンをお届けさせていただきます。万が一、傷んでいたニンジンがありましたら、ご一報ください。次回、代わりのニンジンを入れさせていただきます。

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露地の畑にも播種、定植が始まりました!

 いよいよ露地の畑にも播種したり、定植をしたり、と作業が始まりました。今年も春から太陽熱養生処理を取り入れながら、畑の準備を進めています。

 これから少しずつずらして播いたものを順々に定植していきます。これから農作業も忙しくなっていきます。