通信くさぶえ 457号

タマネギを植えました!

 先週、タマネギ苗を畑に定植しました。予想以上に良い苗が多く出来ていて、およそ4,500本を自家苗で植えることが出来ました。こんなに良い苗が植えられたのは初めてなので、少し早いですが、今から来年の収穫が楽しみです。寒い冬をがんばって乗り切ってもらいたいと思います。

 植え付けたばかりのタマネギはまだ葉が立ってませんが、画像のように整然と並んでいて、この時期ならではの美しい畑の模様を見せてくれています。

News457

カボチャをお届けします!

 今年のカボチャは4種類作りました。栗カボチャの「九重栗」、そして貯蔵性が良く、皮が白い、「白い九重栗」と「白爵」、始めて作る「夢味」です。今年は雑草の勢いにおされ気味でしたが、たくさんとれました。これから少しずつお届けしていきますので、品種による味の違いを楽しんでいただけたら、と思います。

 今年のカボチャは「九重栗」を中心に皮にかさぶた状の突起が数多く見られます。これはアザミウマ類などによる食害のようです。幼果の頃に汁を吸われて外皮に傷が出来て、実が肥大してくるとその傷が裂けてきてしまい、その傷を治そうとカボチャ自身がコルク質のかさぶたのようなものを作っていったようです。毎年、このような傷跡が少しは見られますが、ここまでひどくなったのは初めてです。また、他の3種類よりも「九重栗」が最も被害が大きかったのは、「白い九重栗」、「白爵」、「夢味」の3品種は冬至カボチャ系で皮がかたく、「九重栗」の皮は比較的やわらかいということも関係しているように思います。

 この傷跡は見た目が良くないのですが、包丁で削り取っていただければ問題はありません。肌のきれいな美人カボチャではありませんが、ひと手間かけて食べていただければ嬉しいです。

カブの虫害について・・・

 今年はこの時期のカブにも虫害が目立ってあります。これから旬を迎える、カブや大根ですが、この時期はあまりキスジノミハムシなどの虫害が例年あまり見られません。この時期のカブや大根は早播きすると虫害などの影響が大きく出るため、播く時期に気を使っています。僕が農業研修をしていた10年前は「この辺りでは8月20日過ぎぐらいが播き時だ」と教わりました。それからは、温暖化の影響でしょうか、秋が暖かくなってきているようで少しずつ播く時期を遅らせて、今年は9月1日に播きました。それでも猛暑の影響もあって、この時期には見たことがないほどの被害を受けてしまいました。来年からはもう少し遅播きをしようか、と考えています。

 あまり虫害の多いものは除いていますが、厚めに皮をむいて食べられるものについてはお届けさせていただきたいと思います。食味などには問題はありませんので、よろしくお願いいたします。