通信くさぶえ 1098号

台風13号が通り過ぎていきました。

 台風13号は本州に上陸はしませんでしたが、千葉、茨城、福島の3県では線状降水帯が発生して、大雨になりました。浸水などの被害に遭われた方々には心よりお見舞いを申し上げたいと思います。どこででも起こりえる被害で、自然の猛威を感じざるを得ません。

 こちらではこれまでの台風の影響による雨が、恵みの雨となりました。9月の初めは、この地域で大根やカブを播種する時期です。畑が乾いていて、播種しても発芽しないかもしれませんが、播種時期を遅らせると大きく育たない可能性があります。

 なかなか発芽しなかった大根も、雨が降ると一斉に発芽してきました。猛威を振るう雨が恵みの雨となるということ、人間の英知が及ばない自然の力を目の当たりにしたような気がしました。

小松菜が出来てきました!

 そろそろ夏野菜が「なごり」の時期を迎えてきていて、少しずつ葉物野菜などが加わってきます。

 この時期の小松菜は虫害に遭いやすく、以前は虫害痕のある小松菜をお届けすることが多かったのですが、ここ数年この時期は不織布をべたがけして栽培しています。

 おかげで、虫害痕のほとんどない綺麗で柔らかい小松菜が出来るようになってきました。

 今年はいつもよりも長めに夏野菜が楽しめそうですが、柔らかい小松菜などが入ると嬉しいですね。今年はまだまだ暑い日が続きそうですが、季節の移り変わりをお届けする野菜の種類で感じていただけたら嬉しいです。

news1098

ビーツをお届けさせていただきます。

 今年もビーツを作りましたが、夏野菜が豊作で、なかなかお届けすることが出来ていませんでした。

 ビーツは、「飲む輸血」と言われるほどミネラルや糖質が豊富に含まれているそうです。ビーツは、一般的には丸のまま、ひたひたの水に塩少々を入れて、柔らかくなるまで10~25分茹でますが、ビーツ独特の土臭い香りが苦手な場合には、ピーラーなどで皮を剥いて輪切りにしたものを茹でると、火の通りも早いです。色が少し落ちますが、香りも落ち着くと思います。

 または、ビーツの皮をむき、細切りにして、少量の水と共にフライパンに入れます。水の量は、ビーツが焦げない程度で、ビーツ全体に水が浸からなくて大丈夫です。蓋をして、ごく弱火で蒸し焼きにします。水がなくなって、ビーツが柔らかく、火が通っていれば下準備完了で簡単です。このまま、レタスなどと合わせてサラダにすると美味しいです。また、ポテトサラダに混ぜたり、お肉やタマネギなどと炒めたりしても美味しいです。

 ビーツは独特の香りがあるので、マヨネーズやチーズなどの味の濃いものと合わせると面白いと思います。うちでは生のまま皮を剥いてカレーに入れて、ちょっとボルシチ風して食べたりもします。なかなか美味しいですよ。