通信くさぶえ 966号

冬ならではの景色を楽しんでいます。

 先週末も北日本や北陸、長野県の北部山沿いなどでまとまった雪が降ったようですが、大きな混乱が起きるほどではなかったようで安心しました。今年は積雪が多い地域は雪かきなど本当に大変だと思います。

 農園付近では、ほとんど雪は降りませんでしたが、先々週からの雪が根雪となっています。最低気温はマイナス10℃近くまで下がる日もあり、まだまだ寒い日が続いています。それでも暖かい日の陽射しには春の気配を感じることもあります。ハウスのホーレンソウは、敏感に春の気配を感じ取っているようで、葉先を上に広げだしてきました。

 この雪景色の中、毎日のように動き回る野生動物を見かけます。先日は、朝ご飯を食べていたところ、窓から見える畑の横の林の中を走るリスを見ることが出来ました。林床は雪が積もっているので、その雪の上を走るリスがはっきりと見えました。その後、太い樹をスルスルすると登っていき、姿が見えなくなりました。畑の縁の太い樹ですが、もしかしたらあのリスはこの樹を巣にしているのかな、と楽しい想像をしています。

 また、畑の周りの林の中からよくフクロウの鳴き声が聞こえていたのですが、昨年後半くらいから数羽のカラスをよく見かけるようになり、それを嫌がってフクロウは移動してしまったのか、あまり鳴き声を近くで聞かなくなっていました。でも、先日明るい時間に畑の横の電線にフクロウが佇んでいるのを見つけました。見ていると、林の中に飛んでいきましたが、また近くに来てくれたのではないかな、と嬉しくなりました。

 もう一つ、家の近くの林の中を通る道では、ウサギが横切ることが暫しあります。昔はウサギがたくさんいて、農作物を食べられたりしたそうで、冬に猟でたくさん獲ったと周りの農家さんから聞いています。ウサギは少なくなったようですが、毎年何度か姿を見ることが出来ます。ここ数日、2度ほど車の前を通り過ぎる姿を見て、少しは増えてきているのかな、と期待しています。

 最近野生動物を見る機会が多く、嬉しくて、長くなってしまいました。2月は冬の寒さと春の暖かさがせめぎ合い、寒暖差が大きくなりそうです。三寒四温を繰り返しながら、春に向かっていきます。もうしばらくは冬ならではの景色を楽しみたいと思います。

「紅くるり大根」をお届けさせていただきます。

 好評をいただいている、赤い大根の「紅くるり大根」を今年も栽培しました。「紅くるり大根」は中まで赤い大根で、この赤色の成分はワインなどにも含まれるポリフェノールの一種のアントシアニンです。サラダや浅漬け、煮物やオーブンでのグリルなど幅広く使えます。生のままサラダにすると、シャキシャキとした食感が美味しいです。また、ドレッシングなどをかけて、お酢が入ると、赤色の発色が良くなって、とても綺麗です。

 我が家では、この「紅くるり大根」や緑色の「ビタミン大根」とニンジンを細い千切りにして、水菜やレタス類などと合わせて、彩り豊かなサラダで食べています。よろしければお試しください!

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