通信くさぶえ 933号

カブや大根も露地栽培のものに移行していきます。

 先週でハウス栽培の大根は終了となり、途中から露地栽培の大根に移行していきました。また、ハウス栽培のカブも終了しました。

 雨も少なく、気温も低めの日が多いため、露地栽培の大根はあまり太ってきていないので、来週まで少し太らせておきたいと思います。今週は、露地栽培のカブをお届けさせていただきます。

 この露地栽培の大根とカブですが、いつもよりも虫害痕が目立ちます。今年は、これまでお届けしてきたハウス栽培の大根とカブの頃から虫害に苦戦してきました。

 昨秋の台風19号の影響でハウス内にも雨水が流れ込んでしまい、土壌の養分もかなり流されてしまいました。水溶性の炭水化物やミネラル類などが流出してしまったようなので、それらを補った施肥を行い、次の大根やカブを栽培していますが、ちょっと追い付いていない感じです。

 また、この冬の暖かさによって、害虫が例年よりも越冬してしまい、この春の害虫の発生が増えていると感じています。

 炭水化物やミネラル類が不足していると、病害虫の防御がしっかりと出来ません。そのため、いつもよりもひどい虫害に遭ってしまいました。露地の畑でも同様なことが起きていて、今年は病害虫に苦しめられそうです。それでも、太陽熱養生処理を取り入れて、被害を最小限に食い止めるように心がけています。

 虫害痕のひどいものは取り除いていますが、軽度のものはお届けさせていただきますので、ご了承ください。実は皮をむけばきれいで、美味しく食べられると思います。葉付きでお届けさせていただきますので、柔らかい葉も楽しんでみてください。

トマトやキュウリを植え付けています!

 これまでお届けしてきた小松菜や水菜などの葉菜類を栽培してきたハウスでは、ハウス内を片付けて、トマトやキュウリの栽培に急ピッチで切り替えています。

 キュウリ苗は苗立ち枯れ病に罹ってしまい、播き直しをしました。播き直した苗は、多少アブラムシが付いていますが、勢いが戻ってきています。四葉系のキュウリ「シャキット」はハウス内に定植して活着してきています。

 トマトは収穫期間を長くとりたいので、少しずつずらして栽培していますが、最初のトマトはハウス内に定植して、順調に育ってきています。1段めの小さな実も着き始めました。この夏もたくさんのトマトやキュウリをお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください!

news933

地震による被害はありません。

 長野県と岐阜県の県境付近では、4月下旬から活発な地震活動が続いています。農園周辺でも多少の揺れを感じることもありますが、特に被害はありません。

 お客様から被害を心配する声も聞こえてきています。ご心配いただき、ありがとうございました。