通信くさぶえ 932号

今年も暑い夏になりそうです!

 気象庁が発表した3ヶ月予報によると、今年も暑い夏になるそうです。また、降水量は全国的にほぼ平年並みのようです。

 一方、梅雨入りの時期は関東甲信では平年6月8日頃ですが、今年は平年よりも早いタイミングで曇りや雨のぐずついた天気の日が多くなるそうです。梅雨入りの時期が早まるのかな、という気もしますが、太平洋高気圧の強まる位置が平年より南に偏るため、梅雨前線の北上がやや遅くなるという予想も出ています。

 今年は天気だけではなく、コロナウィルスの心配もありますが、大きな災害が起こることなく、夏野菜が元気に育つ天候であって欲しいものです。

タマネギも順調に育ってきています!

 先週から毎週のお客様中心に、葉タマネギをお届けさせていただいています。秋植えのタマネギの葉タマネギはまだ収穫時期を迎えていません。この時期の葉タマネギは、昨秋から初めて試したやり方で栽培してきたものです。

 秋植えのタマネギ栽培が一般的ですが、この栽培方法では冬の間に苗の欠損も多く、なかなか安定した栽培が出来ていませんでした。そのため、一昨年は春植えのタマネギも試しました。初期の生育は良かったのですが、梅雨の時期になり、病気が出てしまい、収穫出来ませんでした。

 しかし、そのまま畑に収穫せずに置いておいたところ、復活してきて新しい葉が大きくなっていきました。年内に収穫するには十分に育っていないので、そのまま越冬させて、昨春にようやく葉タマネギとして収穫することが出来ました。

 このことから、秋に小さなタマネギを植えて、翌年の春に早めの葉タマネギとして収穫出来ないか、と考えました。暖かい地域では、春に種子を播いて、小さなタマネギを作り、夏にそのタマネギを植え付けて、冬に収獲するという、オニオンセット栽培というものがあります。くさぶえ農園は高冷地なので、この栽培方法では夏に植え付けたタマネギが大きくなる前に冬を迎えてしまいますが、そのまま越冬させることで秋植えのタマネギの葉タマネギよりも早く、葉タマネギとして収穫することが出来ました!

 今お届けしている葉タマネギは、購入したオニオンセット用のホームタマネギと、昨年収穫した秋植えのタマネギの中の小タマネギを栽培してきたものです。試験栽培をしてきましたが、手応えがありましたので、今年はもっとしっかりと取り組んでいきたいと考えています。

 今年は、種子から育てていこうと考えていて、春播きのタマネギを育苗中です。この苗を小さなタマネギまで育てて、秋に畑に植え付けて越冬栽培する予定です。新しい取り組みは、失敗することもありますが、期待と不安が入り混じり、とても楽しみです。今まで以上にたくさんのタマネギをお届け出来たら嬉しいです。

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