通信くさぶえ 704号

今年は紅葉が本当に綺麗です。

 今年の紅葉はいつも以上に綺麗なように思います。天気の良い日に紅葉の中を車で走っていると、とても気持ちが良いです。また、農作業の合い間に周りを見渡した時に、紅葉が目に入ると、疲れがとれていくような気がしてきます。

 冷たい雨が降り、紅葉のピークは過ぎてきました。野菜の上に落ちるカラマツの葉の量が日に日に増えていっています。

 話は変わりますが、先週、犬の散歩をしていると、雪虫に出会いました。雪虫は体全体が綿で包まれたようになるアブラムシの仲間の昆虫です。雪虫が飛ぶようになると、そろそろ雪もちらつくようになるのかなあ、と思います。季節が秋から冬に向かっているのを感じました。

 また、先日、薄暗くなってきた畑にいた時に、2羽のフクロウが近くを飛んでいくのを見ました!畑の隣の林からギャーギャーという声が今年はよく聞こえてきていました。近くに鳥の巣があるらしく、何の鳥が鳴いているのだろうと思っていました。

 薄暗くなってきたので、そろそろ農作業も終わりかな、と思っていたところ、ふと見上げると、目の前を大きな2羽の鳥が低く飛んでいきました。夕暮れの空に浮かんだシルエットは、確かにフクロウだったように思います。恐らく、つがいのフクロウではないでしょか。フクロウが暮らしていけるような豊かな自然が周りにあることを嬉しく思いました。こんな豊かな自然がいつまでも続いてくれることを願っています。

News704

今週から普通便(陸便)でお届けさせていただきます。

 前回の通信に書いたように、今週からは、クール便ではなく、普通便(佐川急便では陸便と呼びます)へ切り替えて野菜をお届けさせていただきます。そのため、クール代432円(1箱当たり)がかからなくなります。野菜の代金が代わりますので、ご確認ください。

冬菜と壬生菜をお届けさせていただきます。

 今年も冬菜(ふゆな)をお届けします。冬菜はこの地方に昔からある地野菜です。夏から秋にかけて種を播いて、緑の野菜の少なくなる頃、秋口に葉をかいて食べたり、冬を越してトウ立ち菜を食べたりします。

 くさぶえ農園では、冬菜があまり大きくならないうちに株採りしています。一見かたそうですが、火を通すとトロッとした口当たりでとても柔らかくなります。油と相性が良く、炒め物が美味しいです。汁の実やおひたしも美味しいのでいろいろとご活用ください。

 一方、壬生菜は、水菜の変種で鍋物や漬け物、炒め物などに幅広く利用されている京野菜です。関西では水菜より壬生菜の方が好まれると聞いています。どちらも同じような食べ方が出来ますが、風味の違いなどを楽しんでいただけたら、と思います。水菜は生でサラダに入れる食べ方がかなり浸透してきましたが、壬生菜は火を通した方が美味しいように思います。油揚げと炒めるととても美味しいですよ。露地の壬生菜や水菜が大きくなってきたので、いろいろとご活用ください。葉がしんなりしていたら、一度冷水に漬けて、パリッとさせてから調理してみてください。