通信くさぶえ 1115号

雪が降りました。

 この冬は雪が少なくて、暖かい日が多かったのですが、ようやくまとまった雪が降りました。積雪は数cm程度でしたが、ようやく冬が来たような気がしました。

 大雪となると、ハウスの倒壊が心配ですが、あまり雪が降らないと、今年の水不足が心配になったり、スキー場はどうなのか、心配になったりしてしまいます。そのうえ、能登の被災地に雪が降ればさらに大変だ、といろいろと考えてしまいます。

 何も出来ないのがもどかしいですが、前回の通信に書いたように、出来ることを一つ一つ丁寧にやっていくしかない、と思いながら、歩んでいきます。

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「ちぢみ小松菜」をお届けさせていただきます!

 今年も「ちぢみ小松菜」を栽培しています。この「ちぢみ小松菜」は、小松菜にちぢみ菜の血が導入されていて、歯触りが良く、食感が優れています。ハウスの外側に近いものと内側に近いものとでは、寒さのため生育に差がありますので、大小様々な株をお届けさせていただきます。

 「ちぢみ小松菜」もそうですが、これからの葉物野菜は、最低気温がマイナス10℃近くまで下がる中、凍みたり、緩んだりを繰り返しながらも、少しずつ生長していきます。凍りついてしまわないように、糖度を高くして生育していきます。

 寒さのために、茎が割れてきたり、変色してきたりします。強い寒さに当たった葉はクタッとしたものも出てきます。ひどいものは取り除いていますが、こういう葉も生でも食べられますし、加熱調理すると、トロッと柔らかく、甘味が強く、とても美味しいです。

 見た目はいまいちな冬の葉物たちですが、寒じめされた、この時期にしかない、滋味深い美味しさを味わっていただけたら嬉しいです。是非、冬ならではの味としてお楽しみください。

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 また、ハウスの中では、ホーレンソウも育ってきています。虫害も少なく、良い状態のものが多いです。寒じめされた、甘味の強い冬のホーレンソウを楽しんでいただければ、と思います。

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