通信くさぶえ 418号

大小さまざまなニンジンをお届けしています。

 今お届けしているニンジンは、7月初旬に畑に種子を播いたものです。ニンジンは発芽時に乾燥しているとうまく発芽してくれません。その対策として、今まで畝を立てたところに種子を播いていましたが、今年は平畝にして発芽を良くしようと試みました。この時期に雨が多かったせいもあり、発芽は良好でした。

 ニンジンの品種は「ひとみ五寸」というニンジンですが、農業雑誌でこの品種は元肥を通常の3~4割減らして栽培できるとありました。そのため、通常より肥料を減らして栽培したのですが、堆肥主体の栽培だったせいか、生育後半で肥切れしてしまい、大小さまざまなニンジンになってしまいました。

 昨冬はニンジンが足らずに仲間の有機農家から買い足しましたが、今年はくさぶえ農園のニンジンだけを大小さまざまですが、お届け出来そうです。ニンジンの生育を揃えることを来年の課題にしたいと思います。

旬をおいしく  野沢菜

 毎年この時期には漬ける前のとれたての野沢菜をお届けしています。くさぶえ農園でも自家用分として本格的に漬ける前に即席漬けを作って、ひと味違った野沢菜漬けを楽しんでいます。今年はこんな即席漬けにしています。昨年紹介したものよりショウガが入っていないので食べ易いようです。漬けてすぐも美味しいですが、次第にコクが出てさらに美味しくなります。冷蔵庫で1ヶ月ぐらいは保存できます。

野沢菜の切り漬け

材料

 野沢菜 500g
 塩 15g(3%)
 昆布 6g
 赤唐辛子 小1本
 調味液
  塩 10g
  しょう油 60ml
  みりん 20ml
  酢 20ml
  黒砂糖 30ml

作り方

  1. 野沢菜は洗って3cm長さに切る。あればかぶも食べやすい大きさに切り、3%の塩をまぶして重石をし、水が上がるまで半日からひと晩置く。
  2. 昆布は細くはさみで切り、赤唐辛子は種を取って小口切りにする。
  3. 調味液を作り、②を加え、①を漬ける。ひと晩ぐらい置くと塩気がなじむ。

■野沢菜は①の下漬け無しでも漬かるが、調味液が薄まりやすくなる。残った調味液は、一度煮立てて、少しずつ調味料を足し、2、3度は使える。

(「作って楽しむ信州の漬物」 横山タカ子より改変)

葉物野菜を前日からとり始めています。

 朝の最低気温がマイナスになり、真っ白な霜が降りている日が多くなりました。今までお届け日の前日の早朝から収穫していましたが、霜が溶けるまで収穫することが出来なくなってきました。そのため、冬の間は前々日の夕方から葉物野菜を収穫していきます。

有坂さんの卵をお届けしている方にお知らせします。

 希望者にお届けしている有坂さんの卵ですが、入れ替えた若鶏がなかなか卵を産んでくれないそうです。寒さが厳しくなってきたせいもあるのかもしれません。それでも少しずつ産卵数は増えてきているそうなので、卵の数が確保でき次第再開したいと思います。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。