通信くさぶえ 1102号

夏野菜から葉物野菜や間引き野菜に代わっていきます。

 いよいよ夏野菜が終わりの時期となってきました。トマトの「もっと、くさぶえ野菜」のソース用も終了とさせていただきます。最低気温は10℃を下回るようになってきて、小松菜やホーレンソウなどの葉物野菜が美味しくなってきました。また、カブ、大根、ニンジンなどの根菜類が勢いを増してきました。季節の移り変わりをお届けする野菜で感じていただけたら嬉しいです。

 先週からお届けが始まった、大根「夏の翼」は、厳しい暑さと干ばつの影響もあって、いつもよりも辛味が強いように思います。長野県の北信地方には、辛味大根のしぼり汁と味噌で食べる、おしぼりうどんがあります。おしぼりうどん風に、「夏の翼」をすりおろして、茹でたうどんに混ぜて、長ネギとカツオ節をのせて、しょう油をかけて食べてみました。びっくりする程、大根おろしが辛くて、慌てて、炒めた豚肉を炒め油ごと和えました。これで辛味が落ち着いて、美味しく食べることが出来ました。また、寒くなってきたので、おでんに「夏の翼」を入れたら、辛味もなく、美味しく食べて暖まりました。

キャベツ類がとれてきました!

 先週から、キャベツが少しずつとれ始めてきました。暑さと干ばつの影響で、生育がばらついています。また、今年は虫害がいつもよりも多いです。ひどいものは写真のような状態です。キャベツの中心にヨトウムシが写っています。畑を見回って、随分捕まえたのですが、全然追い付かない感じです。被害が軽度のものはお届けさせていただきますので、ご了承ください。

 お届けするキャベツは、「初秋」や「信州868」、そして「みさき」です。中でも、三角形のとんがりキャベツの「みさき」は、毎年ご好評をいただいています。甘くて柔らかい、美味しいキャベツです。火を通すより生で食べた方が甘味が生きるようなので、千切りにして食べるのが一番美味しいように思います。「みさき」は柔らかくて割れやすいため、春と秋の短い期間だけのお届けとなっています。秋作の「みさき」は、春のものよりも寒さに当たり、甘味が出てきていると思います。期間限定の「みさき」キャベツをご賞味ください。

news1102_1

冬のハウスの準備を進めています。

 今年は夏野菜がいつもよりも長く楽しめた分、冬のハウスの準備が遅れ気味です。急に季節が進んだこともあって、急ピッチで作業を進めています。今年は太陽熱養生処理を行わずに、葉物野菜を播種するハウスもありそうです。準備が間に合ったハウスでは太陽熱養生処理を行っています。

 今年の冬は暖冬の予想となっていますので、冬のハウスの葉物野菜がしっかり育つことを期待しています。

news1102_2