通信くさぶえ 416号

初雪です。

 日曜日の雨の後、寒さが厳しくなり、2日(月)の夕方から降りだした雨が雪に変わりました。初雪です。降ってもほんの少しなので、雪はすぐに消えてしまうと思いますが、いよいよ寒い季節になってきました。寒さは厳しくなっていきますが、その中で野菜は甘みを増していきます。

 今年は、この時期にカリフラワーやブロッコリーを多くのお客様にお届けしています。この時期に収穫するために、7月から少しずつずらしながら種子を播いて、育苗ハウス内で育てたものを畑に植え付けてきました。毎年、高温期の育苗があまり上手くいかなかったのですが、今年は育苗ハウス全体に虫よけネットを張ったところ、野菜の苗を食べる虫たちの侵入を防ぐことに効果があり、おかげで良い苗をたくさん作ることが出来ました。

 関東以西では冬場に旬を迎えますが、くさぶえ農園では寒さが厳しくて、もうすぐ終わりになります。あと少しですが、寒くなってきて甘味の増してきたカリフラワーやブロッコリーをお楽しみください。

農家に対する戸別所得補償について・・・(つづき)

 前号では、戸別所得補償によって生産量を上げようとする農家にも減反制度という足かせがあり、本制度の効果に疑問が残るという指摘を紹介しました。

 また、小泉改革では意欲のある大規模農家などの認定農業者に支援を集中してきましたが、今回の戸別所得補償は販売農家一律に平等に保障をするというもので、今までの方針を転換することにもなります。

 番組では、もう既に今まで農地を貸していた人たちが、農地を貸さずに自分で作る動きが出てきたことを紹介していました。そのため、農地の集約化、大規模化によって生産性を高めようとしてきた農家の動きに対して、ブレーキがかかり始めたところも出てきたということです。農業の効率化と戸別所得保障は両立できるのか、という問いに対して大臣の答えは歯切れが悪いものでした。

 そして、価格維持をしながら、所得補償を税金で行うとなると、消費者が価格下落の恩恵を受けられない。それをどう説明するのか、という質問は時間切れで終わってしまいました。(つづく)

スズメバチがたくさん獲れました!

 畑の脇の木にスズメバチの巣を見つけて、危ないので駆除を頼もうと思ったのですが、2万円はかかると言われました。そこで、本で見たトラップを試してみることにしました。側面に切れ込みを入れて窓を作ったペットボトルを用意して、酢:砂糖:焼酎を1:2:1の割合で混ぜたものを入れて、木の枝に吊り下げてみました。

 すると、入るわ、入るわで2週間ほどで400匹は獲れたのではないでしょうか?獲れたスズメバチを写真のように焼酎漬けにしました。1年ほど置いておき、少しずつ飲むと疲労回復や高血圧の改善の効果があり、虫刺されやハチに刺された場合にも患部に塗ると効果があるそうです。巣の方も放棄されたようで、ホッとしました。

News416

 

今週からクール便から普通便へ切り替えます。そのため、クール代300円(1箱当たり)がかからなくなります。