通信くさぶえ 460号

病気の大根は少なそうです。

 前回の通信で大根の病気について書きましたが、その後、残りの間引き大根を全部抜いて切ってみましたが、罹病株は全くありませんでした。

 今年は普通の長さの大根の他に、短形のミニ大根をいろいろと作っています。どうしても冬場の宅配に毎回続いてしまう大根が多過ぎると言われることがあるため、せめて小さめの大根も用意出来ないだろうかという試みです。どのミニ大根がいいのか、今年は「味いちばん」「ミニコン22」「三太郎」「ミニピタ大根」「マコトちゃん」という5品種を作り比べています。

 大根の病気が見られたのは、このミニ大根の一部でした。特に「三太郎」に多く見られたため、この品種がこの病気に弱かったのかもしれません。あるいは、たまたまこの品種を栽培した場所に病原菌が多く存在しただけなのかもしれません。何れにしろ、病気の大根はごく一部なのではないか、と少し安心したところです。それでも心配なので、病気の大根があった際にはご一報くだされば有り難いです。よろしくお願いします。

すみません、紫芋と「なると金時」が混じってしまいました。

 先週お届けした野菜で、「なると金時」をお届けしたつもりだったのですが、一部のお客様に紫芋の「パープルスィートロード」が混じってしまったようです。出荷の際に紫芋のコンテナに気付きませんでした。どの方に紫芋をお届けしてしまったのか、把握出来ていませんが、「本日の野菜」とは違うものをお届けしてしまい申し訳ありませんでした。

旬をおいしく  野沢菜

 毎年この時期には漬ける前のとれたての野沢菜をお届けしています。昨年と同じレシピですが、即席漬けを再掲します。漬けてすぐに食べられますが、次第にコクが出てきます。冷蔵庫で1ヶ月ぐらいは保存できます。野沢菜は炒めたり、味噌汁やスープに入れたりしても美味しいです。信州の旬の野菜をいろいろとご活用ください。

野沢菜の切り漬け

材料

 野沢菜 500g
 塩 15g(3%)
 昆布 6g
 赤唐辛子 小1本
 調味液
  塩 10g
  しょう油 60ml
  みりん 20ml
  酢 20ml
  黒砂糖 30ml

作り方

  1. 野沢菜は洗って3cm長さに切る。あればかぶも食べやすい大きさに切り、3%の塩をまぶして重石をし、水が上がるまで半日からひと晩置く。
  2. 昆布は細くはさみで切り、赤唐辛子は種を取って小口切りにする。
  3. 調味液を作り、②を加え、①を漬ける。ひと晩ぐらい置くと塩気がなじむ。

■野沢菜は①の下漬け無しでも漬かるが、調味液が薄まりやすくなる。残った調味液は、一度煮立てて、少しずつ調味料を足し、2、3度は使える。

(「作って楽しむ信州の漬物」 横山タカ子より改変)