通信くさぶえ 1020号

雪が融けてきました!

 先週末から寒さが緩んできて、雪がずいぶん融けてきました。ハウスの横に張り付くように積もった雪も、ハウスの中の温度が高いので、ハウスに接する所から融けてきて隙間が空いてきました。こうなると、ハウスのサイドを開けることが出来るので、ハウス内の暖かい空気が外に流れ出してきて、一気にこの雪の融けるのが進みます。今週も暖かい日が多いようなので、畑一面の雪もようやく消えていきそうですが、残念ながら、それはもう少し先になりそうです。

 今週末には寒気が南下してきて、全国的に気温が下がるだけでなく、日本海側の広い範囲では大雪となる恐れがあるそうです。三寒四温を繰り返しながら、少しずつ春に向かっていきますが、今年はいつもよりも歩みが遅いようです。

 この冬は寒さが厳しく、雪も多かったですが、今年の夏は近年同様に猛暑の恐れがあるようです。気象庁の3ヶ月予報とこの夏の暖候期予報によれば、東日本や北日本はいつもよりも暖かい春となるそうです。そして、夏は全国的に暖かい空気に覆われやすく、北日本から西日本で気温が平年より高くなるようです。

 あまり暑くなりすぎるのも困りますが、野菜がしっかり育つ天気を期待しています。

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ようやくオークレタスが育ってきました!

 毎年、この時期に緑と赤のオークレタスを栽培しています。オークレタスのように結球しないレタスは寒さにも強いため、越冬栽培が可能です。

 以前、たまたまハウスの縁で残っていたオークレタスの苗が越冬したのを見て、これなら冬場にオークレタスが栽培できるかもしれないと試してみました。この時期にハウスでオークレタスが栽培できるようになったおかげで、周年出荷が可能になったと言っても過言ではありません。

 今年は寒さが厳しく、なかなか大きくなってきてくれませんでしたが、ようやく育ってきました。緑の野菜が少なくなってくる時期で、貴重なレタスになると思います。水菜や千切りにしたニンジンや大根などと合わせてサラダで召し上がってみてください。

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ジャガイモ「はるか」をお届けさせていただきます。

 今週からお届けするジャガイモは、これまでお届けしてきた「こがね丸」に加えて、「はるか」をお届けさせていただきます。「はるか」は、「メイクイン」のように、しっとり系で煮崩れしにくいジャガイモです。イモの色が白く、芽がほんのり赤いのが特徴的です。

 収穫してすぐはさっぱりとした味なのですが、貯蔵性が良く、翌春まで貯蔵すると、甘みとコクが増して美味しくなっていきます。「こがね丸」との味の違いをお楽しみください。