通信くさぶえ 971号

今シーズンはもうしばらく9品目でお届けさせていただきます。

 例年、3月初め頃から8品目でのお届けに切り替えさせていただいていますが、今シーズンはもうしばらく9品目でお届け出来そうです。昨秋からの天候に恵まれて、野菜の出来が良かったため、野菜の収量に余裕があるからです。

 通信で紹介してきた小松菜の苗が育ってきて、この冬にお届けしてきたホーレンソウの後に定植しました。ハウスの中の景色も少しずつ変わっていきます。ハウスで生育してくる葉物野菜が順調に育ってくれれば、今年は「春待ちセット」にはならずに通常宅配のままいけるのではないか、と期待しています。

news971

3月後半の暖かい日にはクール便でお届けさせていただきます。

 例年、3月後半になると4月並みの暖かさになることもあり、天候を見ながらクール便に切り替えてお届けさせていただいています。今年は寒い時は寒いのですが、春のように暖かくなる時はかなり暖かいので、早めにお知らせさせていただきます。

 天候を見ながら、一時的にクール便に切り替えさせていただくこともあるかと思います。寒さが戻りそうなら、普通便(佐川急便では陸便と言います)に戻させていただきます。急な切り替えでクール代を加算させていただく場合もありますが、この時期はレタス類など葉物野菜があるため、より良い状態でお届けさせていただきたいと思います。クール便の場合には、1箱につき440円(消費税込)が追加料金となりますので、ご了承ください。

「ねずみ大根」をお届けさせていただきます。

 これまでお届けしてきた青首大根系の大きい大根はそろそろ終了となります。これからは、短い大根の「ねずみ大根」や「紅くるり大根」、「ビタミン大根」をお届けさせていただきます。今週は「ねずみ大根」をお届けさせていただきます。

 「ねずみ大根」は、信州の伝統野菜にも認定されている、長野県埴科郡坂城町の地大根です。大根の首の部分よりも下の方が膨れていて、根の先端はねずみの尻尾のように見えることから、その名が付いたそうです。肉質は緻密で硬くて、汁が少なく、舌触りが良好で、地元では漬け物にしたり、大根おろしにしたり、そばの薬味や「おしぼりうどん」用の大根として親しまれています。

 お蕎麦屋さんから頼まれて作り始めたのですが、この「ねずみ大根」は今まで作ったことのある辛味大根に比べると、辛味はそれ程強くなく、風味と甘味が感じられて、とても美味しいと思いました。貯蔵性も良いので、宅配のお客様にもお届けさせていただいています。

 おろした「ねずみ大根」を焼いたお肉にのせたり、焼き魚と一緒に食べたりしても美味しいです。熱々のご飯におろした「ねずみ大根」をのせて、しょう油をかけて食べると絶品です。生で食べると辛味がありますが、火を通すと、辛味が消えて大根の甘味が出てきます。天ぷらにしたり、キンピラにしたりすると、辛味の苦手な方でも美味しく食べられると思います。