通信くさぶえ 965号

一面の銀世界に戻りました。

 先週末は南岸低気圧の通過に伴い、大雪になるかもしれないという予報が出ていました。まとまった雪になりましたが、30cmを超えない程度の積雪にホッとしました。そしてまた一面の銀世界に戻りました。南岸低気圧による雪は、水分を多く含んだ重い雪で、春が近いづいて来ているのを感じます。今週は、春のような暖かさから週後半になると再び冬の寒さが戻って来そうです。日本海側の広い範囲で大雪となる予想も出ています。大きな被害が出ないことを願っています。

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冬菜をお届けさせていただきます!

 ハウスで栽培している冬菜(ふゆな)が大きく育ってきました。冬菜はこの佐久地方に昔からある地野菜です。夏から秋にかけて種を播いて露地で栽培して、緑の野菜の少なくなる頃、秋口に葉をかいて食べたり、冬を越してトウ立ち菜を食べたりします。くさぶえ農園では、ハウスで栽培して、冬菜があまり大きくならないうちに株採りしています。

 冬菜は一見かたそうですが、火を通すとトロッとした口当たりでとても柔らかくなります。油と相性が良く、炒め物が美味しいです。汁の実などにしても美味しいのでいろいろとご活用ください。

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もうしばらく長ネギをお楽しみください!

 長ネギは11月に収穫したものをハウスの中で半分土の中に埋めて貯蔵してきました。ハウスの中といっても、日差しを遮って外気温とほぼ同じになるように換気しているため、長ネギは凍ったまま越冬しています。ここから取り出して調整して出荷しています。

 太ったネギが揃って栽培出来るようになってきたことも大きいですが、この貯蔵した長ネギの状態が良いようです。解凍された青い葉の部分は多少クタッとしてしまいますが、このように貯蔵したネギは加熱調理すると、くたくたにとろけて美味しく食べられます。

 冬の貯蔵野菜は、見た目は悪くなりますが、上手に貯蔵すると、味が良くなってくるという利点もあります。スーパーで売られているような野菜とは違いますが、貯蔵野菜の味を楽しんでいただけたら、嬉しいです。また、冬のハウスの葉物も、茎が割れたり、葉が変色したりしていて見た目が悪いですが、寒じめされた甘みは本当に美味しいと思います。1年を通して、季節ごとの野菜の美味しさをお届け出来たら、と考えています。

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