通信くさぶえ 510号

収穫作業もあと少しで終わりです。

 前回の通信では初雪のお知らせをしましたが、10日には最低気温が、-10.4℃まで下がりました。-10℃まで下がったのは、その日だけでしたが、いよいよ寒くなってきました。

 画像のように、大根も収穫して貯蔵しました。昨年は貯蔵ハウス内の最高気温が高くなってしまい、大根を腐らせてしまいました(通信461、468、469号など参照)。今年はその失敗の反省から、貯蔵ハウス内の温度を下げるように遮光しました。また、大根の貯蔵場所は木枠で囲って、崩れないように補強しました。今年は大根を良い状態で保存出来るのではないか、と期待しています。

 収穫作業も進んできて、後はナガイモとゴボウ、大豆です。もうひと頑張りです。

News510

赤カブの甘酢漬けをお届けします。

 11月の半ばに漬けた赤カブの甘酢漬けが出来てきました。カブは洗わずに、そのまま3~4㎜の厚さに切ってお食べください。毎年お客様からの評判も良いのですが、中には少し味が濃すぎると言われる方もいたので、今年は漬け液の量を1割程度減らして漬けてみました。いつもよりもさっぱりとした漬け上がりになっているように思います。是非、感想をお聞かせください。

キャベツと小松菜の病気について・・・

 キャベツが立派に育ったのですが、割ってみると中の皮がとろけていて、心腐れ症状が出ているものがあります。心腐れ症状はホウ素やカルシウムの欠乏による生育障害で、高温・乾燥、多肥、多カリウムなどによるホウ素やカルシウムの吸収阻害に由来するものだそうです。

 くさぶえ農園の畑では、今までの堆肥などの畑への投入によってカリウムが多い圃場があります。キャベツの心腐れは恐らくカリウムが多いことが原因だと思います。ここ数年は土壌分析をして、過不足のない施肥設計を行うことで土壌養分のバランスを整えるようにしてきていますが、改善されるまでには時間がかかります。

 この症状は外観だけでは分からないので、丸ごと1個をお届けする場合には気付かずに送ってしまっているかもしれません。半分に切ってお届けする場合にはよく確認してから梱包していますが、それでも見落としているかもしれません。このようなキャベツが届きましたら、お手数ですが、ご一報ください。次回に何かサービスさせていただきます。ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。

 一方、小松菜はハウスで栽培しているものですが、暖かい陽気のため、少し徒長気味に大きく育っています。また、病気も出てきています。ひどいところは葉をかき取ってお届けさせていただきますが、若干の病斑がある葉は混じることがあります。気になる方は病斑を取り除いて加熱調理してください。