通信くさぶえ 417号

農家に対する戸別所得補償について・・・(つづき)

 見終わった感想は率直に言って、なんだか本質を誤魔化されているような気がしました。自給率を50%台にしていこうとする姿勢は評価できると思います。しかしながら、今まで紆余曲折しながら複雑化してきた農業問題を場当たり的に対処するのは不可能なことだと思います。どう改革しようとも、どんなに良い政策でもどこかにその歪みや負担が出来るように思います。それでも、より多くの国民に納得してもらいながら改革していくためには、「100年の計」を示すことが必要なんじゃないかな、と思います。日本の農業をどうしていきたいのか、どう守っていきたいのか。長期的なビジョンを示して欲しいと思います。

 戸別所得補償が進んでいるフランスでは、農地の大規模化を進めながら農業の効率化を進めていく一方で、中山間地などの小さな農業についても保護政策を行い、多角的に自国の農業を保護していると紹介されていました。しかし、農地の大規模化を進める中で、農家数は3分の1に減少していて驚きました。その辺りについては詳しくは触れられていませんでした。小規模農家や有機農家にはどのような保護政策が行われているのか、もっと知りたくなりました。

 実際に農業に携わる自分自身にとっては、今後の戸別所得補償の展開によって野菜はどうなっていくのか。有機農業はどう位置付けられていくのか、有機農家にはどういう影響があるのかなど、関心があります。しかし、現時点では分からないことやあいまいな点の方が多いです。

 今後の展開をしっかりと見守っていきたいと思っています。(おわり)

最低気温がマイナスとなる日が多くなってきました。

 11月3日は昨夕から降り出した雪が少し積もりました。周りの山々は紅葉していて、その下の畑は白く染まっているという、なかなかお目にかかることが出来ない素敵な景色でした。気温は-4.6℃まで下がり、徐々にではなく、急激に冷え込んだため、畑の野菜たちもダメージが大きく、今週お届けする小松菜や水菜も葉が白くなってしまったところもあります。見た目は悪くなりましたが、甘さは強くなっていると思います。

 それ以降も昼間は陽がさして暖かいのですが、朝晩は冷え込んで、最低気温がマイナスとなる日が多くなってきました。いよいよ冬目前といった気配です。

今年もお米をお分けします。

 今年は全体の収量は少なめでしたが、調整の結果、お客様にお分け出来る分はコシヒカリ4俵(240kg)ほどと、昨年よりは多めに用意することが出来ました。

 今年分について改めて希望をとらせていただきたいと思います。量に限りがあるため、希望を募った後でこちらで調整させていただく場合もあります。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。

 連絡は、メール、FAX、電話にて受け付けております。それでは連絡をお待ちしております。

天日干しコシヒカリ 500円/kg
(床土に市販培土を使用した以外は、無農薬・無化学肥料栽培しました。)

 玄米か白米かをお選びください。1~3kgはお野菜の宅配に入れてお届けできます。それ以上は5kgか10kgで申し込んでいただき、別便(別途送料、箱代として800円かかります)で送らせていただきます。