通信くさぶえ 888号

気象庁の1ヶ月予報が大きく変わりました。

 前回の1ヶ月予報で全国の平均気温は、7月6日~26日は「平年並み」でしたが、7月4日に発表された気象庁の1ヶ月予報では、7月6日~19日は「平年並みか低い」または「低い」に変わってきました。朝晩は寒いくらいの日が多くて、雨も多く、「こんな天気で夏野菜は大丈夫かな?」と心配になります。

 7月20日~8月2日になると、全国的に、平均気温は「平年並み」の予想となっていて、低温傾向は解消されそうです。平年並みの暑い夏となり、夏野菜がたくさんお届け出来ることを期待しています。

ジャガイモの花が綺麗です。

 ジャガイモの草丈が伸びてきて、花が咲き始めました。今年は定植が遅れましたが、ここまで順調に生育してきています。昨年、ジャガイモは豊作でしたが、大きいイモに中心空洞症が目立ちました。今年は施肥設計や栽培管理を見直して、より品質の良いジャガイモの収穫を目指しています。もうすぐ新ジャガの季節がやって来ます。楽しみです!

news888

「本日のお野菜」を一部変更します。

 突然ですが、野菜の箱を開けると最初に目にする、お届けする野菜の一覧の内容を一部変更させていただきます。

 先日、突然、長野県の農政課から連絡があり、何やら産地表示などについて話があるということで、3名が来園されました。「どんな話なんだろう?」と急な展開に訳が分からず、とりあえず話を伺いました。

 現在、国では産地表示を徹底するよう施策が行われていますが、その一環として調査を行っていて、目的などを伏せたまま、くさぶえ農園の野菜をお試しで取り寄せたようです。そして、取り寄せた野菜、一つ一つに産地表示がされてないことなどが問題視されて、今回、その指導のために県の職員がやって来たという話でした。また、産地表示以外でも、「無農薬、無化学肥料栽培」という表記も特別栽培農産物表示ガイドラインでは禁止されているもので、「化学合成農薬無使用、化学合成肥料無使用」と表記しなければならないそうです。

 さらに、お届けする野菜の一覧にある、「主な効用」は削除して欲しいとのことでした。消費者に誤解を与えかねないということらしいです。

 安全、安心な野菜が欲しいという消費者がいて、そういった野菜を作ってお届けしたいという生産者がいる中で、その関係が広がっていくように国としてもルール作りに取り組んできているのだと思います。でも、今回問題になったことは、生産者や消費者の想いからは何だかかけ離れているな、と正直思いました。

 こういった関係を悪用するような人がいるから、一定のルールが必要だということは分かりますが、農園のブログを見て、産地を偽装して販売しているのではないかと調査の対象にされるとは思いもしませんでした。

 野菜の効用については、お客様から好評でしたが削除させていただきます。参照していた本も最新版が出版されているようです。興味のある方は参考にしてみてください。「旬の野菜の栄養事典 最新版、吉田 企世子監修、エクスナレッジ)」です。長くなりましたが、今回のことを報告させていただきました。