通信くさぶえ 388号

今シーズンは2月末までお届けできそうです。

 冬場の野菜は、全ての野菜を思い通りの時期までお届け出来るように、量を揃えることがなかなか難しいです。ジャガイモやニンジン、大根などの根菜類は11月ぐらいまでに収穫したものを貯蔵してお届けするために、その収穫量によってお届け出来る時期が左右されてしまいます。葉菜類のうち、キャベツや白菜は根菜類と同様に11月に収穫した後、前回の通信に書いたように貯蔵しています。小松菜やホーレンソウ、水菜などの葉菜類はハウス内で栽培しているため、限られた面積の中で如何に割り当てるかで収量が決まってきてしまいます。

 今シーズンは、ゴボウの出来が良かったのですが、良すぎて太いゴボウがたくさん出来てしまい、もうお届け出来るものがなくなってしまいました。来シーズンは太いゴボウを作らないように、ゴボウの品種や栽培時期について検討していきたいと考えています。一方、ナガイモは豊作だったので、これからナガイモが続けて届くことになると思います。下記の「旬をおいしく」のようにいろいろな食べ方をお試しください。

 葉物では、冬菜がもう終ってしまい、ホーレンソウやレタス類が残り少なくなってきてしまいました。一方、小松菜や水菜はたくさんあります。サラダセットに入れた、からし菜類もたくさんあり、今後は単品でお届けしたいと考えています。

 このようにそれぞれの野菜で量の多少はありますが、今シーズンは野菜を2月末までお届けできそうです。宅配の終了時期が多少前後するかもしれませんが、通信でお知らせしていきますのでよろしくお願いします。

旬をおいしく  ナガイモ

五目とろろ汁(4人分)

材料

 ナガイモ 300g
 ゴボウ 80g
 ニンジン 20g
 きくらげ 少々
 油揚げ 1/2枚
 煮汁
  だし汁 2/3カップ
  しょう油・みりん 各大さじ1/2
  塩 小さじ1/3
 のり 適宜

作り方

  1. ゴボウは泥を洗い落として細いささがき、ニンジンはせん切り、きくらげは水でもどして石づきを取り、せん切りにする。
  2. 油揚げは熱湯でさっとゆで、水気を絞ってせん切りにする。
  3. 鍋に①、②と煮汁を1/2量入れ、少し煮て下味をつける。
  4. ナガイモは皮をむいて、すり鉢の目ですりおろし、残りの煮汁で溶きのばし、③を加え混ぜる。焼いたのりを添え、もみのりにして食べる時に加える。

ナガイモの磯辺揚げ(4人分)

材料

 ナガイモ 300g
 塩 小さじ1/5
 小麦粉 大さじ1
 のり 1枚
 揚げ油 適量

作り方

  1. ナガイモはすりおろす。
  2. ①に塩と小麦粉を加え混ぜる。
  3. 鍋に①、②と煮汁を1/2量入れ、少し煮て下味をつける。
  4. のりを2×4cmに切って、②を大さじ1ぐらいのせ、くるりと巻いて、巻き終わりに水をつけ、はりつける。
  5. 揚げ油を160度に熱し、③を色よく揚げる。好みでレモン、天つゆを添えてもよい。
(「玄米健康食入門」 久松育子著より改変)