通信くさぶえ 399号

くさぶえ農園の土づくり ⑤

 これまで難しい話を続けてきましたが、今回で終わりとしてまとめてみたいと思います。

 くさぶえ農園で取り組んでいる土づくりは、新規就農したばかりの乏しい経験や勘を、土壌分析に基づいた客観的な手法で補っていくものだと捉えています。土壌分析によって、土の状態を把握しながらより良い施肥設計を行うことが出来ると考えています。

 また、「土壌分析を行い、土づくりを行う」というと何か真新しい土づくりを行っていくようなイメージがありますが、実際には、昔から使われている堆肥などを重要視しています。堆肥やボカシ肥などの役割が科学的に位置付けられることで、それらを使う意味がしっかりと理解出来るようになってきたように思います。

 くさぶえ農園の畑の状態は、まだまだ化学的にもバランスを欠いているようですが、数年かけて補正していこうと考えています。これからも勉強していき、その成果を野菜の質の向上につなげていきたいと考えています。

カブについて・・・

 お届けしているカブですが、外から見ると分からないのですが、中を割ってみると黒くなっているものがあるようです。何人かのお客様からご指摘を受けましたが、外からは分からないのでチェックのしようがなく、ご迷惑をおかけしています。

 以前からたまに見られるもので、課題の一つだったのですが、今回いろいろと調べてみたところ、どうやらホウ素欠乏による生理障害のようです。一般的に、日本の土壌ではホウ素とマンガンで要素欠乏を起こしやすいと言われていて、中でも大根やカブはホウ素欠乏を起こしやすい作物と言われています。

 この次にカブをお届けするのは秋以降になってきますが、その栽培にあたってはFTEなどのミネラル資材を使って(通信396号参照)、ホウ素をしっかりと施用していきたいと考えています。

旬をおいしく  大根

 大根を続けてお届けしていますが、暑い時期でもこんな煮物なら箸が進むのではないでしょうか。我が家の定番の煮物を紹介します。

鶏肉と大根の煮物(4人前)

材料

 鶏もも肉 350g
 大根 600g
 ネギ 1/2本
 ショウガ 1かけ
 ニンニク 1かけ
 スープ カップ2~3(中国風スープの素少々+水)
 サラダ油 大さじ1~2
 酒・しょう油 各大さじ2
 砂糖 大さじ1

作り方

  1. 鶏肉は5cm角くらいの大きさに切る。
  2. 大根は2~3cm厚さのいちょう切りにし、軽く面取りをする。
  3. ネギはぶつ切りにし、ショウガとニンニクは薄切りにする。
  4. 中華鍋にサラダ油を熱し、③を炒めて香りを出し、鶏肉を加えて炒め、油を捨てて大根を加え、サッと炒める。
  5. スープを注ぎ、沸騰したら中火にして10分間ほど煮る。酒としょう油、砂糖を加え、味をからめるように10~15分間煮る。
(「きょうの料理」 NHK出版より改変)

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