通信くさぶえ 1083号

今年は梅雨入りが早そうです。

 今年は梅雨入りが早そうだ、と通信を書こうとしていたら、29日(月)に九州北部と四国、中国地方、近畿、東海が一斉に梅雨入りしました。平年より1週間ほど早く、昨年と比べると2週間ほど早い梅雨入りです。関東甲信も、もしかしたら5月中の梅雨入りとなるかもしれません。適度な雨は、畑に必要ですが、災害を引き起こすような大雨にはならないことを願います。

 先日発表された気象庁の3ヶ月予報では、暑い夏となりそうです。ラニーニャ現象が終息して、エルニーニョ現象が夏までに発生する可能性が高いそうです。エルニーニョ現象が発生すると日本では冷夏になると言われていますが、今年の夏は冬に終息したラニーニャ現象の影響が残るため、インド洋の熱帯域で海面水温が平年より低くなる見通しです。このため、チベット高気圧の東への張り出しが強く、沖縄・奄美から西日本、東日本にかけては暖かな空気に覆われやすくなります。詳しくは分かりませんが、「正のダイポールモード現象」なる初めて聞く用語も飛び出してきています。経験に基づく今までの天候の予想では、予測出来ないようなことが起きてきているような気がします。

チンゲンサイをお届けさせていただきます!

 小松菜や水菜、ミックスレタスなどが露地の畑のものに移ってきました。今週からは露地の畑で育ってきたチンゲンサイのお届けも始まります。今シーズンのチンゲンサイは虫害も少なく、綺麗なものが多いようです。炒め物も美味しいですが、個人的にはおひたしが気に入っています。チンゲンサイの甘さが際立ちます。また、スープの具にしても美味しいです。いろいろと楽しんでいただけたら嬉しいです!

news1083

サツマイモの苗が心配です。

 お世話になっている種苗屋さんから、「今年のサツマイモの苗は出荷が遅れそうだ。」と連絡がありました。夜温が低くて、苗の生長が遅れていて、出荷が遅れているとのこと。3月は記録的な暖かさでしたが、4月以降は、日中は暖かくても、朝晩は冷え込むことが多かったので、その影響がサツマイモの苗にも出ているようです。芽の伸びが遅いので、注文分の出荷が後へ後へとずれ込んでしまっているそうです。

 また、毎年少しですが栽培している紫イモの「パープルスイートロード」の苗は手に入らないかもしれません。

 さらに、長年栽培してきた「なると金時」のウイルスフリーの苗が生産終了となってしまいました。サツマイモはより甘い品種が主流となってきています。個人的には、甘過ぎずに美味しい「なると金時」が気に入っていたのですが、今年からは違う品種の「べにはるか」や「シルクスイート」に代わります。無事に苗が届くことを願っています。