間に合いませんでした!
今年は春の野菜たちの様子がいつもと違うことが多いです。小松菜や水菜、ルーコラなどでは、株があまり大きくならないうちに花芽を付けてしまうものがあります。柔らかいものは花芽も美味しく食べられるので、確認しながら入れさせていただきます。
また、そろそろウドの準備をしなければ、と思って、ウド畑に行くと、もう既にウドが伸び始めていました!
例年よりも早いうえに、今年は遅霜がないので、出てきて芽が傷むことなく伸びてきています。慌てて、いつものようにマルチの芯の筒を立ててきましたが、ウドの生長に間に合わず、伸びてきたウドは光を浴びて緑色になってしまいました。
いつもとは違って、緑色のウドですが、同じように食べられます。皮をむいて、食べ易い大きさに切り分けて味噌をつけて生で食べると絶品です。皮が少しかためな場合には皮を厚めに剥いてください。酢水にさらすと、えぐみがとれます。皮もキンピラにして、葉も天ぷらにして残すことなく食べられます。少しずつのお届けとなりますが、この時期だけの味をお楽しみください。
「10年に1度の高温」とか「10年に1度の低温」といった言葉が年に何度も聞くようになってきて、異常気象が当たり前になってきています。その中でも安定した野菜作りを模索していかなければ、と思っています。
この時期のジャガイモの味はいかがでしょうか?
今年のジャガイモを畑に植え付ける時期になりましたが、昨年のジャガイモがまだもう少しあります。休眠が終わり、ジャガイモの芽が伸びてきました。この芽を欠いてお届けさせていただきます。
この時期のジャガイモは、適度に水分が抜けてきて、新ジャガとはひと味違う美味しさがあります。ジャガイモの芽が動き始めて、表面が柔らかくなってきたり、しわがよってきたりして見た目は悪くなってきますが、甘味が強くて、この時期のジャガイモが一番美味しいのではないか、と個人的には思っています。皆さんはいかがでしょうか?終了間近のジャガイモの味をお楽しみください。
長ネギの花芽が伸びてきました。
畑で越冬してきた長ネギ「松本一本ネギ」が大きく育って、花芽を付け始めてきました。花芽が伸びてくるとかたくなってきます。この花芽やかたくなってきた部分も細かく刻んでじっくり炒めると美味しいです。かたさを確認しながらお届けさせていただきます。そろそろ終了ですので、増量させていただきます。