通信くさぶえ 1040号

夏空はまだ先のようです。

 梅雨末期のような大雨が日本各地で降っています。災害に遭われた方々が、早く元の生活に戻ることが出来るように願っています。

 農園の周りでも強い雷雨が発生しました。畑の土が流れるほどの大雨ではなかったので、ホッとしています。しかし、異常に暑い日があったり、戻り梅雨のような天気があったり、とハウスで栽培しているキュウリやトマトの管理がいつも以上に大変です。

 梅雨空の後に急激に暑くなったせいで、キュウリの葉焼けやトマトのしおれが出てしまいました。なんとか持ちこたえましたが、戻り梅雨のような天気で光合成が足らず、キュウリがなかなか勢いづいてきません。お酢を撒いたり、追肥をしたりして養生しています。たくさん側枝が伸びてきているので、今後の生育に期待したいです。

 一方、トマトはなんとか暑さを乗り切り、気温が落ち着いてきたので、生育が落ち着いてきました。1段目の初物のトマトがとれ始めてきましたが、これからの収穫のピークに向けて、しっかりと管理していきたいと思います。

 また、ナスやピーマン、ズッキーニは、今年はしっかりと太陽熱養生処理を行ってから定植することが出来たので、いつもよりも樹が大きく、順調に生育しているようです。変化の大きい天候も乗り切ってきてくれています。

 モロッコインゲンやサクサク王子インゲンも収穫が始まります。インゲン類はあまり暑すぎると花が落ちてしまうので、この夏の暑さが気になりますが、今のところ元気に生長してきています。

 夏空はもう少し先になりそうですが、夏空と共にたくさんの夏野菜が出来てくることを期待したいと思います!

ビーツがとれ始めてきました!

 今年もビーツを作りました。ビーツは「飲む輸血」と言われるほどミネラルや糖質が豊富に含まれているそうです。ビーツは、一般的には丸のまま、ひたひたの水に塩少々を入れて、柔らかくなるまで10~25分茹でますが、ビーツ独特の土臭い香りが苦手な場合には、ピーラーなどで皮を剥いて輪切りにしたものを茹でると、火の通りも早いです。色が少し落ちますが、香りも落ち着くと思います。

 または、ビーツの皮をむき、細切りにして、少量の水と共にフライパンに入れます。水の量は、ビーツが焦げない程度で、ビーツ全体に水が浸からなくて大丈夫です。蓋をして、ごく弱火で蒸し焼きにします。水がなくなって、ビーツが柔らかく、火が通っていれば下準備完了で簡単です。

 このまま、レタスなどと合わせてサラダにすると美味しいです。また、ポテトサラダに混ぜたり、お肉やタマネギなどと炒めたりしても美味しいです。

 ビーツは独特の香りがあるので、マヨネーズやチーズなどの味の濃いものと合わせると面白いと思います。また、ビーツの葉を短めに刻んで竹輪と一緒にさっと炒めて、塩コショウで味付けしたら美味しかったです。

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