通信くさぶえ 981号

もう梅雨入り!?

 これまで雨が少なくて、畑が乾いていたので、雨が降るのを待ち望んでいましたが、いきなり梅雨入りと言われると、「えっ、もう?」と驚いてしまいます。16日(日)には近畿地方と東海地方で梅雨入りが発表されました。近畿地方では過去最も早く、東海地方では過去2番目に早い梅雨入りです。関東甲信地方の平年の梅雨入りは6月7日頃ですが、西日本や東海地方と同様にいつ梅雨入りしてもおかしくない状態だそうです。

 あまり雨の日が続くと、農作業が進まず、夏野菜の出来が心配です。早く梅雨入りしても、あまり大雨となることなく、梅雨の中休みを上手く使って、農作業が進められることを願っています。

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ウドがとれ始めました!

 先週からウドが少しずつとれ始めました。ウドの芽が出始めた頃の寒さで傷んでしまったものも多く、新しい目が伸び出してきていますが、太さにばらつきがあります。

 ウドの軟白栽培というと通常は、ウドをダンボール箱などで囲って、その中にモミガラを入れて、モミガラが風で飛ばないようにその上に土をのせて軟白させていきます。

 くさぶえ農園では、農業雑誌で紹介されていた、ちょっと変わったやり方でウドの軟白栽培を行っています。この時期になると、ウド畑にはムーミンのニョロニョロのような奇妙なものが立ち並びます。野菜の栽培に使う、マルチの芯と使用済みのマルチを再利用しています。地面から顔を出してきたウドの芽に被せていき、この筒の中で軟白したウドが育っていきます。多少、光が入ってしまい、緑化してしまうものもあったり、この筒立て作業が間に合わず、軟白出来なかったものもあったりしますが、軟白したウドと同じように美味しく食べられると思います。

 ウドは皮をむいて、食べ易い大きさに切り分けて味噌をつけて生で食べると絶品です。酢水にさらすと、えぐみがとれます。皮もキンピラにして、葉も天ぷらにして残すことなく食べられます。少しずつのお届けとなりますが、この時期だけの味をお楽しみください。

旬をおいしく  葉タマネギ

 葉タマネギがとれ始めてきました。まずは油味噌炒めでお楽しみください。ソテーしたり、味噌汁やスープにしたりしても美味しいですよ。

葉タマネギの油味噌炒め

材料

 葉タマネギ 2~3ヶ
 ゴマ油 大さじ1~2
 A
  味噌 大さじ1
  砂糖 大さじ1~2
  酒・みりん 各小さじ2

作り方

  1. タマネギは、根はくし形に、茎は4~5cm長さに刻む。
  2. フライパンにゴマ油を熱し、刻んだ葉タマネギを炒める。
  3. 7~8割火が通ったら、Aをからめるようにまわし入れ、ざっと炒め合わせて出来上がり。

■今回の葉タマネギは小ぶりのものが多いと思いますので、味付けを少なめに調整してみてください。甘めにするとご飯がすすみます。甘さを控えてお酒のお供にしても美味しいです。